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くろねこ
【言語聴覚士】
総合病院で働く子ども分野の言語聴覚士(小児ST)。
「ことばの発達」が専門ですが、身辺自立・運動発達の知識もあります。
「幼児ことばの教室」「通級指導教室」の先生を対象とした研修で講師もしています。

言語聴覚士が作成したサイコロプリントまとめ|数える・書く・理解する力を楽しく育てる

ここでは、サイコロの目を見て数える・数字と対応させる・数字を書くといった、数の基礎を楽しく学べるサイコロプリントをまとめています。

サイコロは、数量がまとまりとして見えるため数字と数量の対応を学び始めたお子さんにも取り組みやすい教材です。
また、1〜6の小さい数から始められ、数の学習の導入としてもわかりやすく、少しずつ段階を上げながら練習できるよさがあります。

このページでは、お子さんの発達段階や苦手さに合わせて選べるように、目的別にサイコロプリントを紹介しています。

「数を数える練習をしたい」「数字と数を結びつけたい」「数字を書く練習につなげたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

数の学習に使えるプリントをまとめて見たい方は、「すうじプリントまとめ」ページもあわせてご覧ください。

このページを書いた人

くろねこ

  • 総合病院で働く『子ども分野の言語聴覚士』
  • 幼児ことばの教室や通級指導教室の先生を対象に、勉強会の講師としても活動中
  • 日本言語聴覚士学会など、関連学会での発表経験が豊富
目次

サイコロプリントとは?

サイコロプリントとは、サイコロの目を見ながら数を数えたり、数字と結びつけたり、数えた結果を数字で書いたりして、数の基礎を身につけるためのプリントです。

サイコロの目は、ただ丸が並んでいるだけではなく、ある程度決まった配置があります。
そのため、1つずつ数える練習がしやすいうえに、数のまとまりとして捉える感覚も育ちやすいのが特徴です。
たとえば、1個のサイコロなら1〜6までの数を無理なく練習できます。

さらに、2個・3個・4個のサイコロへと進むことで、少ない数から少しずつ数を増やしながら、段階的に学習を進めることができます。

また、サイコロは遊びのイメージがあるため、プリント学習に苦手意識があるお子さんでも取り組みやすいことがあります。
実物のサイコロと合わせて使うと、数への興味を引き出しやすくなるのも魅力です。

サイコロプリントはこんなお子さんにおすすめ

サイコロプリントは、数の学習を始めたばかりのお子さんから、数字と数量の対応をしっかり身につけたいお子さんまで、幅広く使える教材です。

特に以下のお子さんにおすすめです。

サイコロプリントがおすすめな子
  • 数字と数量を結びつけたいお子さん
  • 小さい数から無理なく練習したいお子さん
  • 書く前に、まずは見て選ぶ課題から始めたいお子さん
  • 数える力から数字を書く力へつなげたいお子さん

1つずつ説明します。

数字と数量を結びつけたいお子さん

数字を読んだり言ったりすることはできても、「3はどのくらいの数か」「5はどれだけあるか」がまだ実感しにくいお子さんに向いています。

サイコロの目を見ながら数えることで、数字だけを覚えるのではなく、実際の数量と数字を結びつける経験を重ねやすくなります。

数字の形を覚えるだけでなく、数の意味を理解する土台づくりに役立ちます。

小さい数から無理なく練習したいお子さん

いきなり大きな数に取り組むのが難しいお子さんには、1〜6の小さい数から始められるサイコロプリントが使いやすいです。

まずは1個のサイコロで数に慣れ、次に2個、3個、4個へと進むことで、少しずつステップアップできます。

お子さんの負担を抑えながら、無理のない流れで学習しやすいのが特徴です。

書く前に、まずは見て選ぶ課題から始めたいお子さん

数字を書くことに負担があるお子さんには、線で結ぶタイプのプリントから始めるのがおすすめです。

「数はある程度わかるけれど、書くのはまだ難しい」「書字の負担が大きくて学習が進みにくい」という場合でも、見る・数える・選ぶ課題なら取り組みやすいことがあります。

まずは書かずに取り組める課題で自信をつけてから、数字を書く練習へつなげやすくなります。

数える力から数字を書く力へつなげたいお子さん

数を数えることには慣れてきたけれど、まだ数字を書くことに自信がないお子さんにもおすすめです。

サイコロの目を数えてから数字を書く課題に取り組むことで、「数える」から「書く」への流れを自然に作りやすくなります。

ただ数字を書くだけではなく、数量を見て考えたうえで書く経験を積めるのが大きな特徴です。

サイコロプリントで育つ力

サイコロプリントでは、ただ数を答えるだけでなく、数の学習に必要なさまざまな力を育ちます。

サイコロプリントで育つ力
  • 数える力
  • 数字と数量を対応させる力
  • 数字を書く力
  • 数のまとまりを捉える力

数える力

まず育ちやすいのは、目で見たものを1つずつ数える力です。
サイコロの目を見ながら「1、2、3…」と確認することで、数唱だけでなく、実際の数量に合わせて数える経験ができます。

数字と数量を対応させる力

サイコロの目を見て、「これは4」「だから数字は4」と結びつけることで、数字と数量を対応させる力が育ちます。
数字の意味を理解するための土台づくりに役立ちます。

数字を書く力

数えた結果を数字で書く課題では、数字を書く練習にもつながります。
特に、数の学習と書字の練習を一緒に進めたいときに使いやすいです。

数のまとまりを捉える力

サイコロの目は規則的に並んでいるため、1つずつ数えるだけでなく、数のまとまりとして捉える感覚も育ちます。
この力は、今後の数の理解や計算の土台にもつながっていきます。

目的別に選べるサイコロプリント一覧

ここでは、今あるサイコロプリントをやさしいものから順に紹介します。

「まずは線で結ぶ課題から」「次は数字を書く課題へ」というように、段階に合わせて選びやすいように並べています。

1個のサイコロの目と数字を線で結ぶプリント

1個のサイコロの目を見て、対応する数字と線で結ぶプリントです。
サイコロプリントに初めて取り組むお子さんや、書かずに数字と数量の対応を練習したいお子さんに向いています。

まずは1〜6までの数に慣れたいときや、数字を書く前のステップとして使いやすいプリントです。

2個のサイコロの目を数えて数字と線で結ぶプリント

2個のサイコロの目を見て、合わせた数に合う数字と線で結ぶプリントです。

1個のサイコロでは慣れてきたお子さんや、数字を書く前に少し難しい課題へ進みたいお子さんにおすすめです。

1個のサイコロの目を数えて数字を書くプリント

1個のサイコロの目を数え、その数を数字で書くプリントです。

数字と数量の対応に慣れてきたお子さんや、数字を書く練習を始めたいお子さんに向いています。

1〜6の数を、見て・数えて・書く流れで練習できるため、書字の導入にも取り組みやすい内容です。

2個のサイコロの目を数えて数字を書くプリント

2個のサイコロの目を合わせて数え、その結果を数字で書くプリントです。

1個のサイコロの課題に慣れてきたお子さんや、少し多い数でも数字にできるようになりたいお子さんにおすすめです。

数を合わせて考える練習と、数字を書く練習を一緒に進めやすいプリントです。

3個のサイコロの目を数えて数字を書くプリント

3個のサイコロの目を数え、合計を数字で書くプリントです。

2個のサイコロでは簡単になってきたお子さんや、もう少し数の量を増やして練習したいお子さんに向いています。

数える量が増えるぶん、丁寧に数える力や集中して取り組む力も育てやすくなります。

4個のサイコロの目を数えて数字を書くプリント

4個のサイコロの目を数え、合計を数字で書くプリントです。

より多い数を数える練習をしたいお子さんや、段階的にステップアップしながら取り組みたいお子さんにおすすめです。

今あるサイコロプリントの中では発展的な内容で、数える力と数字を書く力をしっかり使う課題です。

サイコロプリントの使い方のコツ

サイコロプリントは、少し関わり方を工夫することで、より理解しやすくなります。

まずおすすめなのは、声に出して数えることです。
サイコロの目を見ながら「1、2、3」と言うことで、数のことばと実際の数量を結びつけやすくなります。

また、指さししながら1つずつ確認すると、数え飛ばしを防ぎやすくなります。
特に、まだ数えることに慣れていないお子さんや、視線が動きやすいお子さんには効果的です。

数字を書くことが難しい場合は、まずは線で結ぶプリントから始めるのがおすすめです。
書く負担を減らすことで、数そのものの理解に集中しやすくなります。

さらに、実物のサイコロを一緒に使うのもよい方法です。
自分でサイコロを振って出た目を見てからプリントに取り組むと、数をより具体的に感じやすくなります。

よくあるつまずきとサポートのポイント

サイコロプリントに取り組む中で、うまくいかない場面が出てくることもあります。
ここでは、よくあるつまずきと、関わるときのポイントをまとめます。

数字は読めるが、数量と結びつかない

数字の名前は言えても、実際にどのくらいの数なのかが分かりにくいことがあります。
その場合は、数字だけを見せるよりも、サイコロの目を一緒に数える経験を増やしていくことが大切です。

数えられるが、数字に書けない

数えられることと、数字を書けることは別の力です。
そのため、正しく数えられているなら、まずはそこをしっかり認めることが大切です。

書字が難しい場合は、線で結ぶ課題や口頭で答える課題から始めても問題ありません。
お子さんに合った方法で、無理なくステップを進めることが大切です。

点を飛ばして数えてしまう

数え飛ばしがある場合は、指さしをしながら数えると安定しやすくなります。
また、サイコロの数を増やしすぎず、1個のサイコロから始めて少しずつ慣れていくと取り組みやすくなります。

数が増えると急に難しくなる

1個のサイコロではできても、2個・3個・4個になると難しさを感じるお子さんもいます。
その場合は、無理に先へ進まず、1つ前の段階に戻って十分に慣れてから次に進むとよいでしょう。

サイコロプリントに関するよくある質問

何歳くらいから使えますか?

年齢で一律に決まるわけではありませんが、1〜6くらいの数に触れ始めた段階から使いやすい教材です。

幼児期のお子さんはもちろん、小学校低学年で数の基礎を確認したい場合にも活用できます。

数字がまだ書けなくても使えますか?

使えます。

今回のシリーズには、線で結ぶプリントもあるため、数字を書くことがまだ難しいお子さんでも取り組みやすいです。

まずは「数が分かる」「数字と結びつけられる」ことを大切にし、必要に応じて書く課題へ進めていけば大丈夫です。

どのプリントから始めればよいですか?

迷った場合は、1個のサイコロの目と数字を線で結ぶプリントから始めるのがおすすめです。

書く負担が少なく、サイコロの目と数字の対応をやさしく練習できます。

そこから、お子さんの様子に合わせて、1個のサイコロを書く課題、2個のサイコロの課題へと進めると取り組みやすいです。

サイコロの数が増える課題は、足し算の前段階にもなりますか?

はい、つながります。

2個以上のサイコロを見て数える課題は、数を合わせて考える経験になるため、足し算の前段階としても役立ちます。

ただし、まずは正確に数えられることが大切なので、お子さんの段階に合わせて無理なく進めてください。

サイコロプリントシリーズ一覧

気になるプリントからすぐ見られるように、サイコロプリントシリーズを一覧でまとめました。
やさしい課題から順に並べているので、取り組みやすいものからご活用ください。

まとめ

サイコロプリントは、数を数える・数字と数量を対応させる・数字を書くといった、数の基礎を楽しく学びやすい教材です。

1個のサイコロから始めて、2個、3個、4個へと少しずつ段階を上げられるため、お子さんの今の力に合わせて無理なく取り組みやすい特徴があります。

また、書くことが難しいお子さんには線で結ぶ課題から始められるため、見る・数える・選ぶ」から「数えて書く」へと自然につなげやすいのも魅力です。

お子さんによって、取り組みやすい課題やつまずきやすいポイントは異なります。
だからこそ、今のお子さんに合ったサイコロプリントを選び、できるところから少しずつ進めることが大切です。
遊びの要素を取り入れながら、数に親しむきっかけを作りたいときにも、サイコロプリントは役立ちます。

ぜひ、お子さんに合うプリントから、「数える・書く・理解する力」を少しずつ育てていってください。


数の学習に使えるプリントをまとめて見たい方は、「すうじプリントまとめ」ページもご活用ください。

みけねこ

お子さんの段階に合わせて、いろいろなプリントを選べるよ!

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