
年中さん向けの『Z会』って、実際どう?
教材の質には定評があるZ会ですが、「うちの子に合うかどうか」「難しすぎないか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Z会の年中コースを受講した長男の経験をもとに、
- 受講してわかった効果と注意点
- Z会がうちの子に合っていると感じた理由
- Z会幼児コース「年中」がおすすめの家庭
について詳しく紹介します。
言語聴覚士として、子どもの発達支援に携わる私が感じた『Z会幼児コース年中』の魅力も交えながら解説していきますので、ぜひ参考にしてください!
- ブログ運営者「くろねこ」の同僚で言語聴覚士として働く母親
- 幼児教育は「家庭での丁寧な関わりが大切」と考える『紙教材派』
- 子どもに合った幼児教材選びを実践中
- Z会は年少から受講中。
- 新しいことに不安を感じやすく、気に入らないことは避けがち。
- ダダをこねて親を困らせる場面もありますが、一度やると決めたことには粘り強く取り組むタイプ。
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Z会幼児コース年中の概要


Z会幼児コースは、「体験型教材」と「ワーク教材」の2つで学びを進めることが特徴の通信教材です。
なかでも、五感を使った体験活動を重視した『ぺあぜっと』は、Z会ならではの特徴のひとつ。
親子の対話の中で思考力を育てたいご家庭に、特におすすめです。


『Z会幼児コース年中』の概要を以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
教材名 | Z会幼児コース 年中 |
対象年齢 | 4~5歳(年中) |
教材の種類 | 体験型教材・ワーク教材・提出型教材・デジタルコンテンツ |
受講費 | 月額3,383円(税込・12ヶ月一括払い時) |
特徴 | 体験とワークの両輪で思考力を育てる・提出課題あり |
学習時間の目安 | 平日:5~10分・休日:15~50分 |
運営会社 | 増進会ホールディングス(Z会グループ) |



体験型教材がZ会の最大の特徴だよ!
さらに、『Z会幼児コース年中』ではどんな教材が届くのか、もう少し詳しく確認してみましょう。
Z会幼児コース年中中で使用する教材
Z会幼児コース年中では、主に5つの教材を使用します。
5つの教材を順番に紹介します。
ぺあぜっと


Z会の『ぺあぜっと』は、体験を通して学ぶ教材です。
料理や工作、自然にふれる活動など、月に4回、自宅で親子一緒に取り組みます。



工作や料理など、楽しいテーマが毎月届くよ!


『ぺあぜっと』で紹介されている内容は、実際に家庭で取り組むことが前提です。
見たり試したりする中で、体験を通して学ぶのが『ぺあぜっと』の大きな特徴。
その中で子どもの「つぶやき」を大切にしながら、親子の会話を重ねて学びを深めていきます。
かんがえるちからワーク


『かんがえるちからワーク』は、紙に書いて学ぶタイプのワーク教材です。
観察、ことば、数・形など、さまざまなテーマが少しずつ登場するため、飽きずに取り組めます。
特に、年中コースからはひらがなの書きにも本格的に取り組むようになります。


また、『かんがえるちからワーク』では、ひらがなが読めるようになった子どもは、なるべく1人で、自分のペースで進めることが推奨されています。
わが家では、はじめの数か月は親がそばで見守り、秋ごろからは子ども1人で取り組むようにしました。
ぺあぜっとシート


『ぺあぜっとシート』は、体験型教材「ぺあぜっと」での学びをふり返る提出課題です。
子どもが体験して楽しかったことや気づいたことを、絵やことばで自由に表現します。
取り組む前に「こんなことが楽しかったね」と親子で話すことで、体験の意味づけや表現力の育ちにつながっていると感じました。


ワークシート


『ワークシート』は、「かんがえるちからワーク」に取り組んだ後に行う提出課題です。
その月に取り組んだ内容をふり返るだけでなく、応用や類題にチャレンジする構成になっています。
答えが1つに決まらない問題もあり、子どもなりに一生懸命考えて取り組んでいました。


『ぺあぜっとシート』『ワークシート』の2つの提出課題は、コメント付きで返信されるので子どものモチベーションアップにつながります。



年中さんでは提出課題が2種類あるよ!
デジタル教材
年中コースからは、紙教材に加えてデジタルコンテンツも利用できるようになります。
利用できるのは『おとでたのしむ えいごパーク』。
保護者用サイト「マイゼット」からスマホでアクセスできます。


『えいごパーク』では、動画を見ながらネイティブの英語を聞いたり、リズムに合わせて声に出したりして、英語の音や表現に楽しくふれることができます。


英語はネイティブの発音を聞くことが大切なので、動画や音声で学べるデジタル教材が向いています。
とはいえ、デジタル教材はあくまで補助的な内容にとどまっているので、紙教材派のわが家にはちょうどいいバランスでした。
保護者向けコンテンツ
Z会幼児コース年中では、子どもが学ぶだけでなく、保護者へのサポートも充実しています。
特に便利なのが、保護者用サイト「マイゼット」からアクセスできる『幼児コースナビ』です。


『幼児コースナビ』では、次のようなコンテンツが毎月配信されます。
- 今月の「ぺあぜっと」のねらいや活用のコツ
- 子どもと一緒に作れる料理レシピ
- おすすめの絵本紹介
- 教育や発達に関する専門家のインタビュー記事 など
ちょっとした育児のヒントや、教材の使い方の参考になる情報が多く、忙しい中でも「今月はここを意識すればいいんだな」と安心して取り組めます。
家庭学習を続けていく上で、保護者に寄り添うこうしたサポートはとてもありがたい存在です。
Z会幼児コース年中の受講料
Z会幼児コース年中の受講料は、支払い方法によって月あたりの金額が変わります。
以下は2025年度の料金(税込)です。
支払い方法 | 月あたりの料金(税込) | 一括払い総額(税込) |
---|---|---|
12ヶ月一括払い | 3,383円 | 40,596円 |
6ヶ月一括払い | 3,781円 | 22,686円 |
毎月払い | 3,980円 | ー |
受講スタイルは紙教材+デジタルコンテンツ(英語・保護者向け情報)が含まれてこの価格なので、コストパフォーマンスは高いと感じます。
わが家では、継続予定だったので12か月一括払いを選択。
結果的に月あたりの負担も少なく、安心して続けられました。



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Z会幼児コース年中の年間ラインナップ


Z会幼児コース年中では、自然や行事を題材にした内容が多く、季節を感じながら学べるのが魅力です。
また、年間を通して「ひらがなを書く力」を育てることに特に力をいれており、段階的に書く練習ができる構成になっています。
Z会幼児コース年中でみられた子どもの変化


Z会幼児コース年中を1年間続けるなかで、子どもにさまざまな変化が見られました。
ここでは、そのなかでも特に印象に残った4つの成長について紹介します。
- ひらがなを書けるようになった
- 因果関係が理解できるようになった
- 運筆力が高まった
- 自分なりに考えてやってみる力が育った
ひらがなが書けるようになった
年中コースを通して、多くのひらがなを書けるようになりました。
特に、毎月のワークで「運筆練習→なぞり書き→見て書く」と段階的に練習できたことが、大きな助けになったと感じています。


ちょうど保育園では『お手紙交換遊び』が流行っていた時期で、自分でひらがなを書けることが自信につながったようでした。
☆学びと生活がつながるよい体験になりました。
因果関係が理解できるようになった
Z会の体験教材「ぺあぜっと」では、「なぜそうなるのか?」を考える課題がたくさんあります。


一緒に実験や観察をするなかで、「こうしたから、こうなった」という因果関係を少しずつ理解できるようになってきました。
たとえば、氷を使った活動では「冷たいから溶けるのが遅いんだね」といった発言もあり、「理由を考える力」が少しずつ育っていると感じました。
運筆力が高まった
Z会の教材には、迷路や線引きなど、鉛筆を使って取り組む課題がたくさんあります。


「実際に手を動かして書く経験を大切にしたい」と考えていたわが家にとって、ぴったりの内容でした。
教材は分量も適度で、毎日少しずつ取り組むことができるため、文字や線を描く動きが自然と上達していくのを感じられました。
この積み重ねが今後、「きれいな文字」につながっていくことを期待しています。
自分なりに考えてやってみる力が育った
Z会の教材には、「正解を教える」のではなく、「どうしてこうなるのかな?」と子どもが自分で考えるように促す工夫がたくさんあります。
なかでも、体験教材『ぺあぜっと』はその工夫が多く含まれています。


たとえば、「懐中電灯で壁に光を当てて、影の大きさがどう変わるかを試してみよう」という課題がありました。
怪獣シートを光に近づけたり遠ざけたりしながら、「こうすると影が大きくなるんだ!」と自分で発見し、楽しそうに何度も試していました。
このように、『ぺあぜっと』では大人が先に答えを教えなくても、子どもが自分なりに試してみようとする姿が自然と育まれていきます。
実際に取り組む中で、「まずは自分で考えてやってみる」という姿勢が、少しずつ身についてきたと感じています。
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見出しZ会幼児コース年中の注意点


Z会幼児コース年中は、落ち着いた構成でじっくり学べる教材ですが、実際に使ってみて感じた注意点もありました。
受講を検討するうえで、事前に知っておきたいポイントをまとめておきます。
- 親のサポートが多く必要
- 他の教材に比べて難易度が高め
親のサポートが多く必要
Z会年中コースでは、体験型教材『ぺあぜっと』を通じて、親子で一緒に取り組む時間を大切にしています。
特に体験課題では、材料の準備や進行のサポートなど、保護者の関与が前提となっており、子どもがひとりで完結する内容ではありません。


親子のやりとりを楽しめる一方で、日々のスケジュールに余裕がないと負担に感じることもありました。
保護者がどれくらい時間や手間をかけられるかを事前に考えておく必要があります。



これが一番の注意点だと思います!
他の教材に比べて難易度が高め
Z会の年中コースは、考える力を育てることを重視しており、他の教材に比べてやや難しめの内容になっています。
たとえば、「ウサギはタヌキより速い」「キツネはウサギより速い」という情報をもとに、一番速い動物を考えるような“推論”を必要とする課題もあります。


「ちょっと考えさせる」問題が多いため、お子さんによっては難しく感じてモチベーションが下がってしまう可能性があります。
実際の教材の一部を無料で体験できる『お試し教材』も用意されているので、実際の難易度を知りたい方は、資料請求してみることをオススメします。
他教材と比べてZ会が合っていると感じた理由


年中になるタイミングで教材を見直した際、Z会のほかに紙教材が中心の「こどもちゃれんじ」や「幼児ポピー」も検討しました。
その中で、わが家の長男にはZ会がもっとも合っていると感じました。
その理由を、他の教材と比較しながら紹介します。
こどもちゃれんじと比べて合っていると感じた理由
こどもちゃれんじは、キャラクターや動画教材が豊富で、楽しさ重視の内容が魅力です。
一方で、わが家では「学習としての手応え」や「落ち着いて考える時間」を大切にしたかったので、にぎやかな内容よりもシンプルで集中できるZ会の方が合っていました。


また、こどもちゃれんじではデジタルやエデュトイの比重も大きいですが、Z会は紙に書いて取り組むスタイルが中心。
書く経験を積ませたいという親の希望とも一致していました。
幼児ポピーと比べて合っていると感じた理由
幼児ポピーは、姉が受講していたこともあり、わが家でもなじみのある教材でした。
やさしい内容と手頃な価格が魅力ですが、4月生まれの長男には、少し物足りなく感じる部分がありました。
Z会は、適度な分量とやりごたえのある課題がそろっていて、特に「考える力」を育てる問題構成が印象的でした。
「ただ楽しい」だけでなく、「ちょっと考える」「親子で会話する」といった時間が自然と生まれるのも、Z会ならではの魅力だと感じています。
Z会幼児コースが合っている感じた理由
Z会は、「親子で楽しむ体験学習」と「しっかり学べるワーク教材」のバランスがとてもよく、長男にはちょうどよい内容でした。
体験型教材『ぺあぜっと』では、親子で一緒に取り組む時間が自然に生まれ、学びが楽しい思い出にもつながっています。
また、ひらがなの練習も十分な量があり、書く力を無理なく育てられました。


結果として、「楽しく続けられて、しっかり身につく」教材だったと感じています。
Z会幼児コース年中はこんな家庭におすすめ


実際に受講してみて、「Z会幼児コース年中」は特に次のようなご家庭・お子さんに向いていると感じました。
- ひらがなを書く力を育てたい家庭
- 「考える力」や言語力をじっくり育てたい家庭
- 学習習慣を身につけたい家庭
迷っている方は、ご家庭の方針やお子さんのタイプと照らし合わせながら、参考にしてみてください。
ひらがなを書く力を育てたい家庭
Z会の年中コースでは、「ひらがなを書く力」をしっかり育てていけるように工夫されています。
毎月の教材とは別に『ひらがなだいすきワーク』という専用教材も用意されており、集中的に練習することができます。


「これからひらがなの“書く練習”にしっかり取り組みたい」という家庭にとって、十分な量と内容の教材がそろっています。
「考える力」や言語力をじっくり育てたい家庭
Z会の問題は、ただ答えを覚えるだけでなく、「なぜ?」「どうして?」と理由を考える力を育てる構成になっています。


親子で会話しながら答えを探す場面も多く、思考力と言語力をじっくり伸ばすことができます。
「急がず、子どもの考える力を育てたい」というご家庭におすすめです。
学習習慣を身につけたい家庭
Z会の教材は、1か月を通して無理なく続けられるように、分量や構成がしっかり設計されています。
『かんがえるちからワーク』は毎日少しずつ取り組める流れになっており、週末には体験教材『ぺあぜっと』に取り組むように構成されています。


以前、姉が受講していた幼児ポピーでは、1日の分量が明確でなく、届いたその日にまとめて終わらせてしまうこともありました。
その点Z会は、あらかじめ1か月分の取り組みやすいペースが考えられているため、無理なく学習習慣が身についたと感じています。



“やらせすぎ”や“やり忘れ”を防ぎやすいのも◎
このように、Z会幼児コース年中は、「書く経験」「考える力」「学習習慣」を大切にしたいご家庭にとって、バランスのよい教材だと感じました。
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Z会幼児コースをお得に始める方法


Z会幼児コースは、質の高い教材が魅力ですが、どうせ始めるなら少しでもお得にスタートしたいですよね。
ここでは、Z会幼児コースをお得に始める方法を2つ紹介します。
紹介制度を利用する
Z会では、すでに受講している人からの紹介を受けると、入会者と紹介者の両方にプレゼントがもらえる「紹介制度」があります。
図書カードやオリジナルグッズなど、時期によって特典が変わるので、公式ページで最新の内容をチェックしてみてください。
身近にZ会を利用している知り合いがいれば、紹介してもらうのが一番お得に始める方法です。
受講費をまとめて払う
Z会では、受講費を「月払い」「6か月一括払い」「12か月一括払い」から選べます。
6か月や12か月でまとめて払うと、1か月あたりの受講費が安くなります。
支払い方法 | 1ヶ月当たりの受講料 | 支払総額(年間) |
---|---|---|
毎月払い | 3,980円 | 47,760円 |
6ヶ月一括支払い | 3,781円 | 45,372円 |
6ヶ月一括支払い | 3,383円 | 40,596円 |
たとえば年中コースの場合、12か月一括払いを選ぶと、月払いより年間で7,164円お得になります。
すぐにやめる予定がなければ、最初から一括払いにしておくのがオススメです。
Z会幼児コースでよくある質問


Z会幼児コースについて、実際に受講する中で感じた疑問や、読者の方からよく聞かれる質問をまとめました。
- Z会の教材は子どもだけで取り組めますか?
-
基本的には、保護者のサポートが前提です。体験教材『ぺあぜっと』の準備や進行、提出課題の取り組みにおいて、大人の準備やサポートが必要です。
- 1日の学習時間はどのくらいですか?
-
『かんがえるちからワーク』は1日1ページで5〜10分程度が目安です。『ぺあぜっと』は休日など時間に余裕がある日に、親子で15〜30分ほどかけて取り組む内容です。
- 提出課題はどのくらいの頻度で出すの?
-
毎月1回、「ぺあぜっと」に取り組んだ後に提出する『ぺあぜっとシート』と、「がんばるちからワーク」に取り組んだ後に提出する『ワークシート』の2種類を提出します。
- 他の通信教材と併用できますか?
-
併用は可能ですが、実際に取り組んでみた経験から言うと、Z会の教材だけでも十分な学習量があります。
特に「かんがえるちからワーク」は毎日少しずつ継続するよう設計されているため、他の通信教材と並行して取り組むのは、子どもにとって負担が大きいと感じました。
無理のない計画で取り組むことをおすすめします。
まとめ


Z会幼児コース年中は、「書く力」「考える力」「親子の関わり」を大切にした教材です。
派手な仕掛けやキャラクターは少ないものの、紙に書いてじっくり取り組むスタイルが特長で、学習としての手応えを求めるご家庭にはぴったりです。
実際に受講してみて、わが家の長男は“自分で考えて答えを導く力”や“ひらがなを書く力”が自然と伸びていきました。
一方で、体験課題への保護者の関与や、学習のスケジュール管理は必要になるため、ご家庭の状況に無理がないか検討してから受講を決めるのがよいと感じました。
「遊びながら学ぶ」ではなく、「楽しみながら考える」学びを重視したいご家庭には、Z会幼児コース年中は心からおすすめできる教材です。
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