こどもちゃれんじで、実際の年齢よりも上の学年のコースを受講する「先取り受講」。
「うちの子は成長も早いし、先取り受講がいいのかな?」とお悩みではないでしょうか。
今回はそんな、こどもちゃれんじの先取り受講について解説していきます。
この記事を読めば、こどもちゃれんじの先取り受講の目的・注意点を正しく理解し、お子さんに合ったコースを選択できますよ。
先取り受講を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
こどもちゃれんじの先取り受講について解説
先取り受講
本来の学年よりも上の学年のコースを受講すること。
例)年少さんが年中コース「すてっぷ」を受講する。
そもそも「こどもちゃれんじ」は先取り受講できる?
こどもちゃれんじでは、「先取り受講」が可能です。
ただし、先取り受講をする場合は公式サイトからの申し込みではなく、直接電話で申し込みをする必要があります。
0120-668-856
受付時間9:00~21:00(年末年始を除く)
先取り受講をする場合は、電話での申し込みが必要!
こどもちゃれんじは先取り受講を推奨していない
こどもちゃれんじは、先取り受講はできるものの推奨はしていません。
公式サイトでは、以下のように記載されています。
<こどもちゃれんじ>の教材は、その年齢におけるお子さまの心身の発達に適したカリキュラムになっていますので、まずは該当する年齢のコースから始められることをお勧めします。
【教材・サービス】 子どもの実際の年齢とは違うコースも申し込めますか? | こどもちゃれんじ (benesse.co.jp)
こどもちゃれんじは、「できることをドンドン増やしていこう」というよりは、遊びながら「学ぶことを好きになる」というコンセプトの通信教材です。
子どもに負担がかからないよう、年齢通りの受講を推奨しています。
こどもちゃれんじの特徴は、以下の記事に詳しく書いてありますので是非お読みください。
先取り受講のメリット
こどもちゃれんじにおける先取り受講のメリットを確認しておきましょう。
- 発達に合った学びができる
- よいセルフイメージを持たせられる
それぞれ説明しますよ。
発達に合った学びができる
こどもちゃれんじは、学年でコースが区切られています。
4月生まれのお子さんや発達の早いお子さんなど、1学年上の内容が合っているお子さんもいるでしょう。
そんな、1学年上の教材が合っている発達の早いお子さんであれば、先取り受講で発達に合った学びができます。
当ブログは、子どもの学びは発達に合った内容であることが大切だと考えているよ。
よいセルフイメージを持たせられる
先取り受講の大きなメリットとして、子どもに「よいセルフイメージを持たせること」があります。
「ひらがなの読み書き」「数の概念」といった知識を「早く」習得するということは、付随的なものと考えます。
セルフイメージ
自分は勉強が得意、運動が苦手といった自分に対するイメージのこと。幼児期の子どももセルフイメージを持っています。
セルフイメージがよいとどうなる?
人は自然とセルフイメージに沿った行動をします。
例えば、「パズルが得意」というセルフイメージを持っている子は、他の子ができないようなパズルも挑戦しようとします。
また、難しくても粘り強く取り組みます。
セルフイメージを高めるために
セルフイメージを高めるためには以下の経験を多く積むとよいと言われています。
- 成功体験
- 最後までやり切る経験
- たくさん褒められる経験
これらが多く経験できるようであれば、先取り受講が向いていると言えます。
逆に、先取り受講をすることによってこれらの経験がなくなる(減る)場合は、先取り受講はしない方がよいでしょう。
先取り受講の注意点
こどもちゃれんじの先取り受講をする上での注意点も確認しておきましょう。
- 子どもの負担になる
- 就学後に授業をあまり聞かなくなる
- 友達に自慢してしまう
1つずつ説明します。
子どもの負担になる
通常よりも難しい問題に取り組むことになるため、子どもの負担になってしまうことがあります。
子どもにとって負担になっていると、「学び」に対して否定的な気持ちを持ってしまうこともあるため注意が必要です。
就学後に授業をあまり聞かなくなる
授業の内容がわかるため、就学後に授業中の先生の話しをあまり聞かなくなることがあります。
小学校のはじめの時期に先生の話しを聞かない「クセ」がついてしまうと、授業が進んでいったときに学びが失速してしまいます。
友達に自慢してしまう
子どもは得意なことは自慢したがるものです。
就学後、授業中に「知ってる!」とアピールして他の子から煙たがられることがあります。
「年齢通り」or「先取り受講」どっちがいい?
こどもちゃれんじは、年齢に合わせた教材作りがされているため、基本的には年齢通りのコースを受講した方がよいです。
一方、学年で区切られているため発達の早いお子さんの場合、1つ上の学年の内容(先取り受講)が向いている場合があります。
大切なのは、親が早く知識を身につけさせたいかではなく、発達的にどちらが向いているかという基準で決めることです。
1つ上の学年の教材がよいと分かっている場合
すでに“こどもちゃれんじ”や他の通信教材を受講していて、年齢通りの内容では簡単すぎると分かっている場合は、先取り受講を選択してもよいでしょう。
年齢通りか先取り受講か悩む場合
悩ましいのは、はじめて通信教材を始めるお子さんの場合です。
なぜなら、お子さんの発達がどれくらいなのか、正確に確認する手段がないからです。
そのため、まずは年齢通りのコースを受講し、お子さんの意思と意欲を確認した上で、1つ上のコースに変更するという流れをオススメします。
具体的には以下の3ステップで進めます。
まずは、通常のコースで始め、お子さんの取り組みの様子をみながら難易度が適切か確認します。
ご両親からみて明らかに簡単すぎたり、子どもが簡単すぎることで興味を持てなかったりするようなら「先取り受講」を検討します。
ご両親からみて簡単に見えても、お子さんは満足していることもあります。
お子さんの意思・意欲を確認した上でコース変更をすることが大切です。
コース変更後、教材を楽しく全部取り組めているか確認する。
先取り受講のメリットとして上で説明した通り、「よいセルフイメージを持たせること」があります。
「よいセルフイメージを持つ」ために大切な経験である
- 成功体験
- 最後までやり切る経験
- たくさん褒められる経験
が減っていないかも確認しましょう。
まとめ
今回は、実際の年齢よりも上の学年のコースを受講する「先取り受講」について解説しました。
本記事のまとめは、以下の通りです。
- 先取り受講にはメリットと注意点がある
- 発達的にどちらが向いているかという基準で決める
- 悩む場合は、1回年齢通りのコースを受講してから決める
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント