「鼻かみ」ってどうやって教えるの?
鼻水が出ていてもティッシュで拭くだけで、「ふんっ」としっかり“鼻かみ”ができず苦労している方も多いのではないでしょうか。
鼻が詰まっていると頭がボーっとして学習効果が下がることがあります。
鼻かみは
- 風邪予防
- 服で拭かないなどのマナー
の面でも、なるべく早く身につけて欲しいスキルです。
しかし、「どうやって教えたらいいのかわからない」という声もよく聞きます。
そこで、この記事では“鼻かみ”を教える上でのポイントについて解説します。
子どもが鼻をかめるようになるのはいつから?
“鼻かみ”は意外と難しいスキルで、少なからず練習が必要なことが多いです。
鼻水をティッシュで拭くだけなら2歳頃からできます。
しかし、「正しい方法」で鼻がかめるようになるのは、私の経験上4歳半以降の印象です。
5歳を過ぎても上手にできないお子さんは多いので、焦らず教えましょう。
鼻かみの教え方のポイント
“鼻かみ”の教え方は5つのステップに分けて教えます。
- ①鼻水に気づく
- ②鼻から息を出す
- ③片方の鼻を押さえてかむ
- ④ティッシュでふき取る
- ⑤鼻水がつかなくなるまで何度か繰り返す
1つずつ説明しますね。
①鼻水に気づく
鼻水が出ていることは、子どもにとって気づきにくいものです。
普段から鼻水が出ていると、それが普通の感覚になってしまいます。
そのため、鼻がスッキリしている状態を教えることが大切。
鼻水が出ている時に鏡で見せて、一緒にティッシュで拭くことを繰り返しましょう。
「鼻水が出ていたら拭く」というマナーにもつながるよ。
②鼻から息を出す
“鼻かみ”は親が手本を見せて、子どもに真似をさせて教えることになりますが、息は目に見えないので真似しにくい動作です。
大人が「ふんっ」と手本を見せても、子どもは「ふんっ」と言うだけで、鼻がかめていないということもあるのではないでしょうか。
鼻から息を出すためには、口をしっかり閉じている必要があります。
見えない息を見えるようにして練習する方法を3つ紹介します。
ティッシュを揺らす
2枚重ねのティッシュを1枚にして、顔の前に垂らします。
そのティッシュを鼻息で揺らします。
その際のコツとして以下があります。
- 大人が手本を見せて真似させる
- 声を出してしまう場合は、声を出さずに手本を見せる
- はじめは弱い鼻息でもよい
鏡を曇らせる
鼻の下に手鏡を置いて鼻息を出させます。
上手に鼻から息が出ると、鏡が曇るので視覚的にわかります。
これも大人が手本を見せてから行うよ。
ティッシュの鼻栓を飛ばす
小さく丸めたティッシュを鼻に入れて、鼻息で飛ばします。
この方法では、片方の指で鼻を押さえることも教えます。
あまり行儀のよい方法ではないので、抵抗のあるご両親は上の2つの方法で行ってください。
③片方の鼻を押さえてかむ
鼻から息を出せるようになったら、小鼻を片方ずつ押さえて“鼻かみ”をすることを教えます。
小鼻を押さえるのに中指を使います。
中指を使うのは「一番力が入りやすいから」です。
両手を鼻に添えて、右鼻→左鼻→右鼻→左鼻と交互に押さえる練習をします。
はじめはティッシュなしで練習してみてね。
交互に小鼻を押さえることできるようなったら、動きに合わせて鼻から息を出す練習をします。
④ティッシュでふき取る
意外と難しいのが、出てきた鼻水をティッシュでふき取ること。
勢いよく出た鼻水が、頬や顎のあたりまで拡がってしまうことがあります。
手で押さえているティッシュ前面を下に動かしながら頬から顎にかけてふき取ります。
- ゴシゴシと往復しない。
- 顔から離れた時に2つ折りにする
ことがポイントです。
⑤鼻水がつかなくなるまで何度か繰り返す
2つ折りにしたティッシュを使って何度か交互にかみます。
まだ出る場合は新しいティッシュを使ってもう1度行います。
子どもは終わりのタイミングがわかりにくいので、
「ティッシュに鼻水がつかなくなったら終わり」
のルールがよいでしょう。
鼻がかめるようになったらティッシュを携帯し、自分で鼻がかめる習慣をみにつけていいきます。
まとめ
“鼻かみ”は衛生面、マナーからみてもなるべく早く身につけたいですが、幼児期のお子さんにとっては難しいスキルです。
親の真似をさせてみてもなかなかできないことも多いです。
焦らず、長期的な目でみて今回紹介した方法を試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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