こどもちゃれんじ「すてっぷ」でひらがな練習!身につく理由&レビュー
「〈こどもちゃれんじ〉って実際どうなの?」
「ひらがな練習はどんな内容?」
年中さんになると、少しずつ“ひらがな”に興味を持ち始めます。
お友だちにお手紙を書こうとしたり、自分の名前を書きたがったり。
「読める」は自然にできるようになってきても、「書く」はどう教えたらいいのか悩みますよね。
〈こどもちゃれんじ すてっぷ〉は、そんな年中さんに向けた教材です。
ただ文字を書かせるのではなく、「書けるようになるための力」を遊びの中で育てていけるのが特徴です。
この記事では、子どもの発達支援に関わる言語聴覚士の視点から、〈すてっぷ〉の内容や実際に感じたメリット・注意点をわかりやすくレビューします。

〈こどもちゃれんじすてっぷ〉で「ひらがな」が身につく理由

〈すてっぷ〉を実際に見て感じたのは、「いきなり書かせない」ということです。
市販のワークでは、最初から鉛筆を持って文字を書くものも多いですよね。
でも、年中さんの中にはまだ「書く準備」が十分ではない子もいます。
〈すてっぷ〉では、
- 音を聞き分ける
- 形の違いに気づく
- 目で探す
- なぞってみる
という流れで、少しずつ“書く力”を育てていきます。
「できた!」を積み重ねながら進められるので、ひらがなが苦手になりにくい印象でした。
まずは「書くための土台」を育てる
ひらがなを書くためには、実は“書く練習”だけでは足りません。
その前に育っていると良い力があります。
その代表が、「音韻意識」と「視覚認知能力」です。
少し難しい言葉ですが、年中さんの“ひらがな習得”ではとても大切な力です。
音韻意識ってなに?
音韻意識とは、「ことばの音」に気づく力のことです。たとえば、
- 「すいか」を「す・い・か」と区切って言えたり、
- 「りんごの“り”はどれ?」がわかったり。
こうした“音への気づき”が、ひらがなの読み書きにつながっていきます。

しりとり遊びも、音韻意識を育てる遊びのひとつだよ。
日本語は、「1つの音」と「1つの文字」が対応しています。
そのため、「ことばを音で分けて考える力」が育つと、文字も理解しやすくなります。

〈すてっぷ〉では、小さい「っ」や「ゃ・ゅ・ょ」など、つまずきやすい音も少しずつ学べるようになっています。
「見る力」もひらがなには大切
もうひとつ大切なのが、視覚認知能力です。
簡単にいうと、「見て理解する力」のこと。
- 形の違いに気づく
- 同じものを探す
- 見たものを覚える
といった力ですね。
実は、人は“文字専用”の能力で文字を見ているわけではありません。
図形を見分ける力を使って、文字の違いを理解しています。
そのため、この力がまだ十分育っていないと、
- 「は」と「ほ」
- 「シ」と「ツ」
などを間違えやすくなります。


市販ワークでも「まちがい探し」はありますが、〈すてっぷ〉は年齢に合わせて難易度が調整されています。
「少し頑張ればできる」がちょうど良いんですよね。
実際に書いて覚える教材もある
もちろん、実際に書く練習もしっかりあります。
〈すてっぷ〉では、“なぞり書き”が中心です。
最初から何も見ずに書くのではなく、「なぞる → 真似する → 自分で書く」という順番で進むので、無理なく取り組めます。
また、毎月少しずつ難しくなる構成になっているのも特徴です。

ひらがななぞりん

〈すてっぷ〉の代表的な教材が「ひらがななぞりん」です。
ペンでなぞると音や光で反応してくれるので、“勉強”というより遊び感覚。
筆圧が弱い子でも取り組みやすく、繰り返し使えるのも良かったです。

「今日はこれやる!」と自分から持ってくる子も多そうだなと感じたよ。
キッズワーク

キッズワークは鉛筆を使って取り組む教材です。
とはいえ、“お勉強感”は強すぎません。
7月号では「くるっと回る文字」がテーマになっていたり、季節感のある内容が入っていたりして、子どもが楽しみながら進めやすい工夫がされています。
〈こどもちゃれんじすてっぷ〉で身につく力
〈すてっぷ〉で育つのは、ひらがなだけではありません。
実際に教材を見ていると、「小学校につながる力」をかなり意識して作られていると感じます。
ひらがな・カタカナの読み書き
〈すてっぷ〉では、ひらがなの読み書きを中心に学びます。
特徴的なのは、「読む」練習がしっかりあることです。
子どもは基本的に、「読む → 書く」の順番で身につきます。
そのため、小さい「っ」や「ゃ・ゅ・ょ」など、“読みにくい音”を丁寧に扱っているのは良いポイントだと感じました。

また、11月頃からはカタカナにも触れていきます。
好奇心
年中さんは、「なんで?」「どうして?」が増える時期です。
〈すてっぷ〉では、生き物や季節、生活など、子どもが興味を持ちやすいテーマがたくさん出てきます。

特に印象的だったのは、「知っている!」が子どもの自信につながること。
公園や動物園で、「これ知ってる!」と言える経験は、学ぶ楽しさにつながっていきます。
考える力

規則性を見つける問題もあります。
「こう並んでいるから、次はこれかな?」と、自分なりに考える経験が増えていくんですね。
年中さんは、“考える手段”として言葉を使い始める時期。
こうした教材は、論理的に考える力の土台になっていきます。
数

ただ数字を読むだけではなく、
- 数えながら指をさす
- 左右を理解する
- 数量を比べる
など、小学校につながる内容も入っています。
「10まで言える」から、さらに一歩進んだ内容ですね。
社会性
〈すてっぷ〉では、生活習慣や友だちとの関わり方も扱います。

年中さんは、「お手伝いしたい!」という気持ちが強くなる一方で、お片付けはまだ苦手な時期。
絵本の中のしまじろうを通して、“どうしたらいいか”を学べるのは、こどもちゃれんじらしい良さだと思います。
時計
時計に親しめる教材もあります。
年中さんでは、「〇時」を読んだり、時間を意識したりする初歩的な内容です。

最近は、小学校でも「自分で時間を見て動く力」がより求められるようになっています。
その意味でも、早いうちから時計に触れておけるのは良い経験になりますね。
〈こどもちゃれんじすてっぷ〉の注意点
全体的に満足度の高い教材ですが、実際に見ていて気になった点もあります。
エデュトイは増えていく
これは、ほとんどのご家庭が感じる部分だと思います。
エデュトイは魅力的なのですが、続けると少しずつ増えていきます。
特に、収納場所は考えておいた方が安心です。
我が家では、「よく遊ぶものだけ残す」を意識すると管理しやすくなりました。
ワーク量はそこまで多くない
しっかり机に向かうタイプの教材をイメージしていると、少し物足りなく感じるかもしれません。
ただ、年中さんは“勉強量”よりも、「学ぶって楽しい」を育てる時期。
個人的には、このくらいの量がちょうど良い子も多いと感じました。
英語教材は少なめ
通常コースでは、英語教材はそこまで多くありません。

英語をしっかり取り入れたい場合は、別コースを検討する形になります。
渡しっぱなしにしやすい
「一人でできる」のは大きなメリットですが、その反面、渡しっぱなしになりやすい面もあります。
でも、少し横で見て、
「すごいね」
「よく気づいたね」
と声をかけるだけでも、子どもの反応はかなり変わります。

“一緒に喜んでもらえる”ことが、子どものやる気につながるよ。
〈こどもちゃれんじすてっぷ〉はこんなご家庭におすすめ
〈すてっぷ〉は、「無理に勉強させたい」というより、「楽しみながら学んでほしい」と考えるご家庭に合いやすい教材です。特に、
- ひらがなに興味を持ち始めた
- 市販ワークは続かなかった
- 遊びの中で学んでほしい
- 小学校準備を少しずつ始めたい
というご家庭には使いやすいと思います。
子どもは、「できた!」の積み重ねで伸びていきます。
そのためには、“やらされる勉強”より、「やってみたい!」と思える環境が大切なんですよね。
〈すてっぷ〉は、その“入り口作り”が上手な教材だと感じました。
まとめ|〈すてっぷ〉は“楽しくひらがなを学びたい子”にぴったり
〈こどもちゃれんじすてっぷ〉は、単に文字を書く練習をする教材ではありません。
- 音に気づく
- 形を見分ける
- 楽しく繰り返す
といった、“書くための土台”から育てていける教材です。また、ひらがなだけでなく、「考える力 ・数・社会性・時計」など、年中さんで育てたい力もバランスよく学べます。
何より、「楽しい!」と思える工夫が多いのが大きな魅力。
年中さんの今だからこそ、“学ぶって面白い”を育ててあげたいですね。

