- 「こどもちゃれんじ」と「幼児ポピー」はどっちがよい?
- こどもに合った教材を選びたい
このような悩みを抱えていませんか?
「こどもちゃれんじ」も「幼児ポピー」もどちらも人気の通信教育教材です。
就学までに、ひらがなの読み書き・数・時計など、発達に合った内容で子どもが楽しみながら学ぶことができる教材です。
ですが、ホームページなどで教材の特徴などはわかるものの、実際の教材が手元にないとイメージが湧かず悩まれると思います。
そこで本記事では、両教材を比較し、「こどもちゃれんじ」がおすすめな人と「幼児ポピー」がおすすめな人を、小児STである筆者が専門家視点で解説します。
「こどもちゃれんじ」と「幼児ポピー」のどちらをはじめようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ぜひ最後までお読みください。
「こどもちゃれんじ」がおすすめな人、「幼児ポピー」がおすすめな人
はじめに「こどもちゃれんじ」と「幼児ポピー」がおすすめな人を紹介します。
「こどもちゃれんじ」がおすすめな人
- 楽しみながら色々な力を伸ばしたいと考える方
- 追加の教材・タブレット教材も検討したい方
- お子さん1人で取り組む教材が多く欲しい方
- トイレトレーニング、歯磨きなどの生活習慣の教材も必要な方
「幼児ポピー」がおすすめな人
- リーズナブルな受講費で質のよい教材を探している方
- 学びながら親子のコミュニケーションも大切にしたい方
ここで紹介した「おすすめな理由」を詳しく解説していくよ。
「こどもちゃれんじ」と「幼児ポピー」の特徴を紹介
両教材の違いを表にまとめました。
比較項目 | こどもちゃれんじ | 幼児ポピー |
---|---|---|
1~2才(受講費) | 2,460円/月 | なし |
2~3才(受講費) | 2,460円/月 | 1,425円/月 |
年少(受講費) | 2,470円/月 | 1,425円/月 |
年中(受講費) | 2,730円/月 | 1,425円/月 |
年長(受講費) | 2,730円/月 3,230円/月タブレット教材 | 1,425円/月 |
オプション | 毎月の教材、全6種類 (別料金) | 年2回のドリル教材 (別料金) |
教材の量 | ちょっと多い | 標準 |
難易度 | 標準 | ちょっと易しい |
タブレット教材 | 年中、年長 | なし |
付録 | かなり多い | 少し |
映像教材 | 多い | 少し |
それぞれの教材を詳しくみてみましょう。
【メリット】こどもちゃれんじの特徴
実際に受講してわかった「こどもちゃれんじ」のメリットや特徴を4つ紹介します。
ここで紹介している「こどもちゃれんじの特徴」は、はじめに紹介した「こどもちゃれんじがおすすめな人」と同様の内容です。
それぞれの特徴について、以下で詳しく説明していきますね。
エデュトイで楽しみながら力を伸ばせる
こどもちゃれんじは、考え抜かれた「エデュトイ」で楽しみながらお子さんの力を伸ばせることが特徴です。
エデュトイとは、「エデュケーショナル・トイ」の略で、知育玩具のことを指します。
こどもちゃれんじのエデュトイは遊びながら自然と力を伸ばせる工夫がされているよ。
エデュトイは年長さんに近づくにつれて少しずつ「お勉強」の要素が強くなってきます。
したがって、小さなころから受講することで、自然と就学に向けての「身につけておきたい力」を伸ばすことができますよ。
また、こどもちゃれんじのエデュトイは年々バージョンアップされています。
子どもが興味を持つような工夫、子どもの力を伸ばす工夫がふんだんにされています。
教材のカスタマイズができる
こどもちゃれんじには豊富なオプション教材&タブレット教材を選べるという特徴があります。
こどもちゃれんじのオプション教材
「こどもちゃれんじ」には追加料金がかかりますが、オプション教材があります。
オプション教材は6種類あり、年齢によってないものもあります。
オプション教材の有無と料金をまとめました。
学年 | リズムダンスプラス | 読み聞かせプラス | 表現プラス | 知育プラス | サイエンスプラス | プログラミングプラス |
---|---|---|---|---|---|---|
1~2才 | 545円/月 | 545円/月 | ー | 545円/月 | ー | ー |
2~3才 | 545円/月 | 545円/月 | 545円/月 | 545円/月 | ー | ー |
年少 | ー | 545円/月 | 545円/月 | 545円/月 | ー | ー |
年中 | ー | 545円/月 | ー | 545円/月 | 1,090円/2カ月 | ー |
年長 | ー | 545円/月 | ー | 545円/月 | 1,090円/2カ月 | 1,090円/月 |
※サイエンスプラスは偶数月に届きます。2カ月に1回1,090円がかかります。
オプション教材は、子どもの「もっとやりたい!」に応える教材です。
ことばの発達を育む教材を追加したり、知的好奇心を伸ばす教材を追加したり。
ご家庭の方針、お子さんの興味に合わせて教材内容をカスタマイズすることできます。
こどもちゃれんじのタブレット教材
年中・年長さんからはタブレット教材のコースが選択できます。
※年中は2023年度から開講。
タブレット教材は追加オプションではなく、料金も内容も異なるコースです。
「未就学児にタブレットは触らせたくない」とお考えのご両親は多いと思います。
しかし、タブレット教材には以下のメリットもあります。
- 繰り返しできる。
- 子どもが自ら取り組む
- ちょうどいいタイミングでヒントが出る
特に「ひらがなを書く」練習は少なからず反復練習が必要になるので、タブレット教材の大きなメリットと言えます。
年中さん以降で「タブレット教材も選択できる」というのはメリットになるでしょう。
お子さんが一人で取り組める教材が多い
「こどもちゃれんじ」はお子さん1人で取り組める教材が多くあります。
1人で取り組めるように以下の3つの工夫がされています。
- 見て直感的にわかるエデュトイ
- 子どもが興味をひくように工夫された教材
- 発達段階に合った教材設計
それぞれ確認してみましょう。
見て直感的にわかるエデュトイ
こどもちゃれんじのエデュトイは、説明がなくても何となく使い方がわかるように設計・デザインされています。
また、多くのエデュトイは音声で使い方を教えてくれたり、ヒントを教えてくれたり。
中には光ってナビゲーションしてくれるものもあります。
子どもが興味をひくように工夫された教材
ご両親が促さなくても、お子さん自身が興味を持つように工夫がされています。
例えば、「しかけ絵本」。
子どもの好奇心を刺激するので、お子さんが自ら手に取りますね。
こちらは2~3才コースの絵本ですが、男の子はちょうど乗り物が大好きな頃です。
子どもの成長に合わせた、好奇心を刺激する教材になっています。
発達段階に合った教材設計
こどもちゃれんじの教材は発達段階が考慮されています。
子どもの成長には「みちすじ」があります。
身につくことには順番があるということだよ。
「こどもちゃれんじ」の教材は、発達段階が考慮され、その年齢のお子さんがちょうどできる難易度になっています。
子どもは失敗が嫌いですが、できそうな事柄に対しては積極的に取り組もうとします。
これにより、お子さん自身が「やってみたい」と感じ、自然と教材に取り組みます。
生活習慣を身につける教材に力を入れている
こどもちゃれんじは生活習慣を身につける教材が多くあります。
具体的には歯磨き、トイレトレーニング、着替えなどです。
生活習慣は「しまじろう」のようなモデルお手本にして学びます。
言葉で伝えるだけでは難しいことも、お手本があると理解しやすいです。
そして、エデュトイで「見立て遊び」をしながら「ふさわしい振る舞い方」を身につけていくことができます。
豊富なエデュトイがある「こどもちゃれんじ」だからできるカリキュラムです。
4つの「こどもちゃれんじ」の特徴を紹介しました。
はじめに紹介した「おすすめな人」を再度記載しておきますね。
- 楽しみながら色々な力を伸ばしたいと考える方
- 追加の教材・タブレット教材も検討したい方
- お子さん1人で取り組む教材が多く欲しい方
- トイレトレーニング、歯磨きなどの生活習慣の教材も必要な方
【メリット】幼児ポピーの特徴
実際に受講してわかった「幼児ポピー」のメリットや特徴を2つ紹介します。
2つだけ?
今回、紹介するのは2つですが、1つ目に紹介している「安くて質がよい教材」というのは、これ以上ない最大のメリットです。
こちらもそれぞれの特徴について、以下で詳しく説明していきますね。
安くて質のよい教材
幼児ポピーは有名通信教育教材の中で受講費がもっとも安いです。
有名教材メーカーの受講費は以下の通り。(1年分を一括で支払った場合の受講費を記載しています)
学年 | 幼児ポピー※ | こどもちゃれんじ | Z会幼児コース |
---|---|---|---|
2~3才 | 1,425円/月 | 2,460円/月 | ー |
年少 | 1,425円/月 | 2,460円/月 | 2,090円/月 |
年中 | 1,425円/月 | 2,730円/月 | 2,508円/月 |
年長 | 1,425円/月 | 2,730円/月 | 2,717円/月 |
※2023年度の新料金
イード・アワードでも8年以上連続で「学費の満足度が高い通信教育」で部門賞を受賞しています。
イード・アワードの説明はこちら
受講費の安さは続けやすさにもつながります。
1日あたり約50円なのはうれしいですね。
3才になる年度から始めた場合、こどもちゃれんじと比較して小学校入学までに45,840円も安いです。
ランドセルが買えそうな値段!
そして、安いだけではありません。2022年度にはイード・アワードの最優秀賞を受賞しており、内容の質も高いことが評価されています。
「安いのに教材の質が高い」ということは教材にとって、これ以上ない最高のメリットといえます。
学びながら親子のコミュニケーションをとることができる
幼児ポピーは、ワーク教材・工作・運動など、ご両親が一緒に取り組む内容が多くあります。
「こどもちゃれん」と比べて、一緒に取り組む教材の割合は高いよ。
そのため、自然と親子での会話が増えます。
「子どもに教える」という機会はお子さんによって異なりますが、多くは中学校まで続きますよ。
そして、お子さんの力を伸ばす関わり方を知る機会になります。
さらに、一緒に取り組むことで得意なこと、苦手なことを知ることができます。
2つの「幼児ポピー」の特徴を紹介しました。
中でも「安くて質が高い」という特徴は最大のメリットと言えます。
はじめに紹介した「おすすめな人」を再度記載しておきます。
- リーズナブルな受講費で質のよい教材を探している方
- 学びながら親子のコミュニケーションも大切にしたい方
【デメリット】こどもちゃれんじの注意点
こどもちゃれんじの注意点は下記の2点です。
- エデュトイが散らかる
- 退会後の勧誘がある
それぞれの注意点について、以下で見ていきましょう。
エデュトイが散らかる
エデュトイは子どもが大好きな知育玩具です。
「ひらがなの読み書き」など、さまざまなことを遊びながら身につけられるエデュトイ。
一方で、多機能ゆえに付属品の小物が多くあり、毎月のように小物が増えていきます。
以下の口コミもSNS上で多くあります。
しかし、こどもちゃれんじのエデュトイは年々改良を重ねている高機能なもの。
100円均一にある保管ケースを使えば、種類ごとにまとめて整理しておくことができます。
退会後の勧誘がある
こどもちゃれんじでは、退会後に勧誘があることがあります。
我が家の場合、2人のうち1人は定期的に勧誘の案内がありましたが、1人は何の連絡もありませんでした。
SNS上の口コミをみても、勧誘のある人とない人にバラツキがあり、明確なルールはないようです。
勧誘は郵送で送られてくる「案内」で、中にお試し教材の一部が入っているため、迷惑ではなく逆に子どもはよろこんでいました。
一方で、年長さんで退会した後、小学校入学後は電話での勧誘がありました。
これらの勧誘に関しては、公式サイトで勧誘を止める方法があります。
勧誘を止める場合の連絡先はこちら
【デメリット】幼児ポピーの注意点
幼児ポピーの注意点は下記の2点です。
- 教材がすぐに終わってしまう
- ご両親の関わりが必要
それぞれの注意点について、以下で見ていきましょう。
教材がすぐに終わってしまう
こどもちゃれんじに比べると教材全体の量は少ないです。
ワーク教材(紙のテキスト)は「こどもちゃれんじ」とほぼ同じ量ですが、エデュトイがない分、1月あたりの教材量は少なくなります
一方で、毎月「全部やりきった」という達成感は子どものモチベーションに繋がります。
教材をやり残した状態で、次の教材がくるよりはよっぽどよいです。
ご両親の関わりが必要
先にも紹介した通り、親が一緒に取り組むことはメリットです。
その一方で、忙しいご両親からするとデメリットに感じる場合もあります。
たとえば「忙しい家事の合間にやってほしい」というご両親には、負担になるかもしれません。
そんな時は、一緒に取り組める時間のあるときに、工作や難しい問題を一緒に取り組むなどの工夫をするとよいでしょう。
もちろん、シール貼りなどお子さん1人でできる教材も多くあります。
机に向かう習慣の身につきやすさは子どもによって異なる
幼児教材に期待することとして「机に向かう習慣を身につける」ことが挙げられます。
学習習慣とも呼ばれるよ。
学習習慣はある程度の集中力が必要なので、一般的には年中さんくらいから意識したいことです。
「学習習慣を身につけること」について「こどもちゃれんじ」と「幼児ポピー」のアプローチ方法は違います。
「学習習慣」を身につける場合、2つの教材の特徴から、どんなお子さんが向いているか説明します。
学習習慣がまだまだ身についていないお子さんは「こどもちゃれんじ」
学習習慣が身についていない、まだ身につきそうにないお子さんは「こどもちゃれんじ」が向いています。
なぜなら、エデュトイで遊ぶことを「お勉強」として扱えるからです。
具体的には、エデュトイ中心の学びから、お子さんの成長をみながら少しずつワーク教材中心にシフトさせていくことができるということです。
したがって、学習習慣がまだつきそうではないお子さんは「こどもちゃれんじ」が向いています。
少しの時間机に向かってお勉強ができるお子さんは「幼児ポピー」
幼児ポピーはワーク教材(紙のテキスト)が中心の幼児教材です。
年齢に関係なく、はじめからワーク教材で学習習慣をつけていくことになります。
すでに短時間でも机に向かう習慣がついているお子さんは、幼児ポピーで少しずつ、机で学ぶ時間を伸ばしていくことができるでしょう。
学習習慣で考えると以下のようになります。
- 机に向かって教材に取り組む習慣がついていないお子さんは「こどもちゃれん」。
- 少し机に向かって教材に取り組めるお子さんは「幼児ポピー」
さらに、学習習慣を身につけることを考えると、年少さんより小さなお子さんは「こどもちゃれんじ」がおすすめと言えるでしょう。
受講前に、ワーク教材への取り組みの様子を確認するためには「無料お試し教材」で確認することができます。
(どちらかといえば)こどもちゃれんじの方がおすすめ
就学までに「身につけておきたい力」のうち、教材を通して学べる代表的なことは以下の4つがあります。
このうち、1~3はどちらの教材でも学ぶ時期の差はありますが、就学までに学べます。
一方、「学習習慣」についてはお子さんの成長、性格によって教材の向き不向きがあります。
学習習慣を身につけることを考えた時、「こどもちゃれんじ」の方が身につきやすいです。
理由は、上でも書いた通り、エデュトイがあり、教材も子どもが興味を持ちやすいように工夫されているからです。
さらに、思考力特化コースなどの難易度の高い教材へのコース変更、タブレット教材コースなど、子どもの成長に合わせてコース選択ができることも魅力です。
もちろん「幼児ポピー」も良い教材です。
すでに机に向かう習慣がついているお子さんの場合は、リーズナブルな「幼児ポピー」の方がメリットは大きいでしょう。
まとめ
「こどもちゃれんじ」と「幼児ポピー」の教材の特徴からおすすめな方を解説しました。
まとめると以下の通りです。
- 楽しみながら色々な力を伸ばしたいと考える方
- 追加の教材・タブレット教材も検討したい方
- お子さん1人で取り組む教材が多く欲しい方
- トイレトレーニング、歯磨きなどの生活習慣の教材も必要な方
- リーズナブルな受講費で質のよい教材を探している方
- 学びながら親子のコミュニケーションも大切にしたい方
また、学習習慣で考えると、机に向かって教材に取り組む習慣がついていないお子さんは「こどもちゃれん」。
少し机に向かって教材に取り組めるお子さんは「幼児ポピー」がおすすめになります。
「こどもちゃれんじ」と「幼児ポピー」で悩まれている方の参考になればうれしいです。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
コメント