【レビュー・口コミ】子ども分野の言語聴覚士がこどもちゃれんじを解説
「こどもちゃれんじって、結局やらなくならない?」
「うちの子に合っているのかな?」
そんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
通信教材は、毎月続けるとそれなりに費用がかかります。だからこそ、始める前に「どんな教材なのか」「本当に子どもに合うのか」を知っておきたいですよね。
この記事では、子ども分野の言語聴覚士の視点から、
- こどもちゃれんじの特徴
- 実際に感じたよいところ
- 始める前に知っておきたい注意点
を、できるだけわかりやすく解説します。

こどもちゃれんじってどんな教材?
こどもちゃれんじは、ベネッセコーポレーション が提供している幼児向け通信教材です。
0歳から年長までを対象としており、遊びを通して学べる教材として人気があります。
教材は年齢ごとに分かれていて、
- エデュトイ(知育玩具)
- ワーク教材
- 絵本
- 動画・アプリ
などを組み合わせながら学んでいきます。
こどもちゃれんじで使う教材
こどもちゃれんじでは、遊びと学びを組み合わせた教材が毎月届きます。
特に特徴的なのが「エデュトイ」です。

子どもは“勉強している感覚”がほとんどなく、遊びながら自然に学べるように作られています。
例えば、
- 指先を使う
- 数を数える
- 言葉を増やす
- ルールを理解する
など、年齢ごとの発達に合わせたテーマが設定されています。

しまじろうと遊びながら学べるのが魅力!
また、ワーク教材では、「シール貼り・迷路・探し絵・ひらがな・数」などに取り組みます。

年齢が上がるにつれて、お勉強要素が少しずつ増えていきますが、全体的には「遊び感覚」で取り組める内容です。
動画教材やアプリもあり、生活習慣やマナーを学べる内容も充実しています。

現在は「ハイブリッドスタイル」と「デジタルスタイル」に変更
以前は、年中・年長向けに「すてっぷタッチ」「じゃんぷタッチ」というタブレットコースがありました。
現在は2025年度からコースが変更され、
- 紙教材とデジタル教材を組み合わせた「ハイブリッドスタイル」
- タブレット中心で学ぶ「デジタルスタイル」
に再編されています。

この記事で紹介している「すてっぷタッチ」「じゃんぷタッチ」は旧コースになりますが、現在のデジタルスタイルにも共通する特徴はかなり多いです。
特に、
- 動きや音で理解しやすい
- 自動で丸つけしてくれる
- 子どもが取り組みやすい
という“デジタル教材ならではのよさ”は、現在のコースにも引き継がれています。
こどもちゃれんじのよいところ
実際に使って感じた、こどもちゃれんじの大きな魅力は次の3つです。
- 遊びながら学べる
- 幼児教育のバランスがよい
- 子どもの発達がよく考えられている
それぞれ解説します。
遊びながら学べる
こどもちゃれんじ最大の強みは、「勉強感が少ないこと」です。
エデュトイはもちろん、ワーク教材も「探偵ごっこ」「お買い物ごっこ」「宝探し」のような遊び要素が入っています。
幼児期は、「勉強させる」よりも「楽しいからやる」の方が効果的です。

幼児期は“学び好き”を育てる時期!
幼児教育のバランスがよい
幼児教育には、大きく分けて2つの考え方があります。
| 考え方 | 特徴 |
|---|---|
| 生活基盤型 | 興味・関心を大切にする |
| 就学準備型 | 読み書きや数を早めに学ぶ |
こどもちゃれんじは、この2つのバランスがかなりよい教材です。
エデュトイでは遊びを通して学び、ワーク教材では読み書きや数に触れていきます。
「遊びだけ」「勉強だけ」になりにくいのは、こどもちゃれんじの大きな魅力だと思います。
発達がかなり細かく考えられている

こどもちゃれんじは、細かい部分まで子どもの発達がよく考えられています。
例えば1〜2歳向けの絵本では、
- 短く理解しやすい文章
- 音の響きが楽しいオノマトペ
が多く使われています。

2〜3歳向けの教材では、指先の発達に合わせて「持ちやすさ」まで工夫されています。

年長になると、「どうして?」「なんで?」が増える時期。その時期に合わせて、体の仕組みや科学への興味を広げる教材も届きます。

幼児教材は“発達に合っているか”がとても大切!
始める前に知っておきたい注意点
ここまでよいところを紹介してきましたが、実際には注意点もあります。
入会前に知っておきたいポイントは、主に次の3つです。
- 発達にぴったり合わないことがある
- 親の関わりが必要
- 効果を期待しすぎない方がよい
発達にぴったり合わないことがある
こどもちゃれんじは「学年別」の教材です。そのため、
- 4月生まれ
- 3月生まれ
でも同じ教材を使います。
幼児期は個人差がかなり大きいので、「難しすぎる」「簡単すぎる」と感じることは普通にあります。
特に「難しすぎる」と感じる場合は注意が必要です。
幼児教材は、“できる経験”を積むことがとても大切。
頑張ってもできない状態が続くと、「学ぶのが嫌」という気持ちにつながることがあります。
一方で、少し簡単なくらいなら問題ないことも多いです。
「自信につながる」「スムーズに理解できる」「楽しく続けやすい」というメリットもあります。
親の関わりは必要
SNSでは、
- 「最初だけだった」
- 「途中でやらなくなった」
という口コミを見かけます。
特にワーク教材は、“遊び”より“お勉強”に近くなるため、子どもだけで継続するのは難しいこともあります。
そのため、一緒に見る・興味を持つ・褒めるといった関わりが大切です。
「自分からやる子になる」と言われることもありますが、実際には“親の関わりゼロ”で続けるのは難しいと思います。
効果を期待しすぎない
通信教材だけで、急激に色々な力が育つわけではありません。
子どもは日常生活の中でも、たくさん学んでいます。
そのため、通信教材は「成長をサポートするもの」と考えるのがよいでしょう。
ただし、「ひらがな」「数」「時計」などは、通信教材の効果を感じやすい分野だと思います。
コース別レビュー
「ぷち」1〜2歳コース

「ぷち」は、絵本とエデュトイがメインです。
まだ“勉強”をする年齢ではないため、ワーク教材はほとんどありません。
この時期は、「言葉を増やす」「指先を使う」「大人とのやり取りを楽しむ」ことが特に大切。
そのため、発達に合った内容だと感じました。

「ぽけっと」2〜3歳コース

2〜3歳頃は、ごっこ遊びが大好きな時期です。
「ぽけっと」では、「お店屋さん・お世話遊び・会話遊び」などができるエデュトイが充実しています。
特に「おしゃべりしまじろう」は、子どもの反応がかなりよかったです。
一方で、トイレトレーニング関連の教材も多いため、すでに完了している子には不要に感じることもあると思います。

「ほっぷ」年少コース

年少になると、少しずつ“学習らしさ”が出てきます。特に「ひらがなの読み・数」への取り組みが増えてきます。
ただ、年少でひらがなが難しい子はかなり多いです。
そのため、「できなくても大丈夫」という気持ちで取り組むのがおすすめです。
現在の「ほっぷ」は、ハイブリッドスタイル・デジタルスタイルに分かれていますが、“遊びながら学ぶ”という基本的な方向性は大きく変わっていないと感じます。

「すてっぷ」年中コース

年中では、「ひらがなを書く」練習が増えてきます。
ただし、いきなり書かせるのではなく、
- 運筆
- なぞり書き
- 形をとらえる
など、土台になる力も意識されています。
言語聴覚士の視点でも、「読み書きの前段階」がしっかり考えられている教材だと感じました。
なお、以前は「すてっぷ」と「すてっぷタッチ」が分かれていましたが、現在はハイブリッドスタイル・デジタルスタイルへ移行しています。

「じゃんぷ」年長コース

年長コースでは、就学準備の色合いが強くなります。
「ひらがな・カタカナ・時計・数・考える問題」など、「入学前に触れておきたい内容」が多く含まれています。
成果が見えやすい時期なので、「できるようになった!」を実感しやすいコースです。
その分、お勉強感も増えるため、親のサポートはかなり大切だと思います。
現在の「じゃんぷ」も、ハイブリッドスタイル・デジタルスタイルに分かれており、家庭に合わせて学習スタイルを選びやすくなっています。

「すてっぷタッチ」「じゃんぷタッチ」(旧タブレットコース)

以前の「すてっぷタッチ」「じゃんぷタッチ」は、専用タブレットを使って学ぶコースでした。
現在は終了していますが、今の「デジタルスタイル」に近い学習イメージです。
タブレット教材には、
- 動画でわかりやすい
- 自動で丸つけしてくれる
- 子どもの食いつきがよい
というメリットがあります。
特に、
「紙より映像の方が理解しやすい」
「耳だけより目で見た方がわかりやすい」
という“視覚優位”タイプのお子さんには、かなり相性がよいと感じます。


まとめ|「届くのが楽しみ!」になりやすい通信教材
こどもちゃれんじは、
- 遊びながら学べる
- 発達への配慮が細かい
- 幼児期の学びと相性がよい
という魅力のある教材です。
一方で、
- 子どもに合わないこともある
- 親の関わりは必要
- 効果を期待しすぎない方がよい
といった点もあります。
幼児教材で一番大切なのは、「その子に合っていること」。
「毎月届くのを楽しみにできる教材がいい」
「遊びながら学んでほしい」
という家庭には、こどもちゃれんじはかなり相性がよいと思います。
現在は、年少〜年長コースが「ハイブリッドスタイル」「デジタルスタイル」に分かれ、家庭に合わせて選びやすくなっています。
この記事が、こどもちゃれんじを検討している方の参考になればうれしいです。

