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くろねこ
【言語聴覚士】
総合病院で働く子ども分野の言語聴覚士(小児ST)。
「ことばの発達」が専門ですが、身辺自立・運動発達の知識もあります。
「幼児ことばの教室」「通級指導教室」の先生を対象とした研修で講師もしています。

【幼児】スマイルゼミ年中講座は難しい?内容と難易度を紹介

みけねこ

「スマイルゼミ年中講座」は難しい?

「スマイルゼミ」は1年未満で退会すると、追加でタブレット代がかかります。

「退会したいけど、タブレット代がかかるのでもう数カ月続けないと…」

とならないように、入会前にしっかり内容を確認しておきたですよね。

そこでこの記事では、「スマイルゼミ年中講座」について

  • どのような内容なのか
  • どのような難易度なのか

を解説します。

スマイルゼミ年中講座を検討している方は、ぜひ参考にしてください!

この記事を書いている人

くろねこ

  • 国家資格:言語聴覚士(ST)免許保有
  • 総合病院で働く小児ST
  • お子さんの発達を支援する仕事をしている
みけねこ

スマイルゼミについてもっと知りたい方は、下記の記事を読んでね!

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目次

スマイルゼミ年中講座の内容:全9分野を解説

スマイルゼミ幼児コースは全10テーマを学びますが、年中講座は「カタカナ」を除いた9テーマとなっています。

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カタカナは年長講座の8月に開始されるよ。

年中講座で学ぶ9テーマは以下の通り。

年中講座で学ぶテーマ
  • ひらがな
  • ことば
  • かず
  • かたち
  • とけい
  • えいご
  • ちえ
  • せいかつ
  • しぜん

各テーマで学ぶ内容を順番に解説します。

スマイルゼミ年中講座で学ぶ9テーマ

ひらがな

「ひらがな」練習

多くのご両親が、就学に向けて「ひらがなが書けるようになって欲しい」と思っているのではないでしょうか。

実際にスマイルゼミ年中講座のカリキュラムをみてみると、「ひらがなを書く」ことに力を入れていることがわかります。

スマイルゼミでは、以下の順番で「ひらがな練習」が進みます。

ひらがなを書く練習の進み方
  • お手本の確認
  • 赤い丸を追いかけるように書く
  • なぞり書きで練習

「とめ・はね・はらい」、「書き順」などもしっかり身につけられるようにタブレットが教えてくれます。

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同じ「ひらがな」を繰り返し練習できるのもタブレットならでは。

ことば

空欄に入る「動詞」を選ぶ問題

「ことば」は、語彙を増やす講座が中心です。

年中さんは、言葉を理解し、自分の考えを言葉で表現する力が急速に発達する時期。

そのため、この時期に語彙を増やすことは、子どもの知的好奇心を刺激し、コミュニケーション能力を高める上で非常に効果的です。

「ことば」の講座では

  • 日常生活で目にすることが少ない生き物
  • 日常的な「動きのことば(動詞)」

などを学ぶことができます。

かず

「12」までに数字を逆に選んでいく問題

年中さんは、年少さんと比べて、数字や数に関する理解が深まってきます。

数を数えることや、数を比較することができるようになり、お子さんによっては簡単な数の合成と分解も始めることができるでしょう。

スマイルゼミ年中講座では以下のような内容を学ぶことができます。

かず」で学ぶ内容
  • 12までの数字の順番
  • 10までの数を比較する
  • 6までの数の合成

かたち

同じ図形を描く問題

「かたち」の講座では、

  • 同じ図形を描く
  • 立体の見え方

などの内容です。

同じ図形を描くことは、「丁寧に見比べる力」や「全体をとらえる力」が育まれます。

また、同じ立体を色々な方向から見ることで、形や大きさの違いに気づくことができます。

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タブレットならではの「動く映像」でわかりやすいよ。

とけい

時計の針の動きを確認する問題

年中講座では、文字盤・長針・短針を認識することからはじまり、段階的に時計の読み方を習得するようになっています。

時計が読めると、時間の流れを把握する力が身につき、生活に役立てることができます。

「時計を読む」ことは、年中さんには難しい内容のため、基礎的な内容になっていますよ。

えいご

リズムに合わせて英単語を聞く講座

年中講座の英語教材は、子どもが興味を持って英語に触れられるようなコンテンツが充実しています。

「えいご」の内容
  • ストーリーを楽しむ
  • リズムに合わせて聞く
  • さまざまな単語を聞く

この時期に、色々なネイティブの英語の発音を聞くことで、英語の音の違いや特徴を敏感に感じ取ることができるようになります。

スマイルゼミはイード・アワード2022「子供英語教材」未就学部門において、顧客満足度最優秀賞を受賞しています。

くろねこ

スマイルゼミ幼児コースの英語コンテンツは高く評価されているよ。

ちえ

ボールをカゴに入れる問題

「ちえ」は、与えられた条件から正解を導き出す思考力を育む問題です。

これらの内容を学ぶことで、物や事柄の関係性や変化を理解する力を身につけることができます。

また、視覚認知能力を高め、論理的な思考力が育まれる内容になっています。

せいかつ

季節の行事「お月見」

「せいかつ」では、社会生活に必要な知識を学びます。

具体的には以下のような内容です。

「せいかつ」で学ぶ内容
  • 季節の行事
  • 交通ルール
  • マナー

これらの内容を学ぶことで、社会の一員として必要な知識や意識を身につけることができます。

しぜん

リスの生態や動く様子を見ることができる

「しぜん」では、主に以下の3つの内容を学びます。

「しぜん」で学ぶ内容
  • 季節の特徴
  • 身近な植物・動物
  • 身の回りの科学現象

年中さんは、科学的な好奇心が高まる時期。

タブレットならではの動く映像で、分かりやすく自然現象などに触れることができます。

また、自然を観察する力を身につけることができます。

\ 公式サイトはこちら! /

スマイルゼミ年中講座の難易度について解説

スマイルゼミ年中講座が子どものレベルに合っているか気になる方も多いでしょう。

ここからは、年中講座の「難易度」について解説します。

ひらがなを書く練習

「よ」のなぞり書き

スマイルゼミ年中コースは、「これからひらがなを書く練習を始める子」にちょうどいい難易度になっています。

始めた月に関係なく、受講すると「く」「し」など1回で書ける簡単な「ひらがな」の練習から始まります。

その後、子どものペースに合わせて少しずつ画数が増え、難しい「ひらがな」の練習へステップアップするようになっています。

そのため、いつのタイミングで始めても、自分のペースで「ひらがな」を身につけられます。

運筆力

年中講座の運筆練習

スマイルゼミ年中講座の運筆問題は約1cmの幅になっています。

約1cmの幅をはみ出さずに線を引くためには、正しい鉛筆の持ち方と運筆を身につけている必要があります。

まだ鉛筆を握るように持つ子の場合は、これらの問題が難しいと感じるかもしれません。

ひらがなの読み

ひらがなを選んで言葉を作る

年中講座では、ひらがなを選んで言葉を作る問題があります。

そのため、ひらがなの清音が読めないお子さんの場合は、1回で問題を解くことができないことがあるでしょう。

同じ数のものを線で結ぶ問題

スマイルゼミ年中講座では

  • 同じ数のものを線で結ぶ
  • 簡単な数の合成

の問題などがあるため、「指を添えて10個のものを数えられる」といった力が必要です。


スマイルゼミでは間違えてもヒントで答えを導いてくれます。

できないからこそ、スマイルゼミで学ぶという面もあるでしょう。

上記の内容は、「正答できるレベル」として、1つの目安とお考え下さい。

スマイルゼミ年中講座:わが家のよい口コミ

実際に年中講座を受講して「よい」と感じた点を以下に4つ紹介します。

よいと感じた点
  • 子どもだけで学習できる
  • 子どものやる気を引き出す工夫が多い
  • 学習内容をタブレットが提案してくれる

1つずつ解説します。

子どもだけで学習できる

スマイルゼミは、子どもが理解しやすいようにイラストやアニメーションが豊富に使われています。

また、問題の読み上げ機能があるため、問題が読めない子どもでも取り組めるようになっています。

そのため、子どもが飽きずに1人で学習に取り組めました。

子どものやる気を引き出す工夫が多い

スマイルゼミ年中講座でよいと感じた点2つめは、「子どものやる気を引き出す工夫が多い」ことです。

年中の子どもは、好奇心旺盛で、新しいことに挑戦したくなる時期です。

スマイルゼミは、そんな年中の子どものやる気を引き出す、以下の工夫がありました。

子どものやる気を引き出す工夫
  • 間違えても×がつかない
  • 1日15分の学び
  • 取り組むともらえるご褒美「マイキャラ」

これらの工夫により、子どもは学習に楽しく取り組むことができ、やる気を維持することができました。

魅力的なご褒美「マイキャラ」

毎日の講座をタブレットが提案してくれる

スマイルゼミ幼児コースの「年中」でよいと感じた点3つめは、「毎日の講座をタブレットが提案してくれる」ことです。

スマイルゼミは、問題が順番に出てくるのではなく、子どもの学習状況に合わせて、その日の問題を自動で提案してくれます。

そのため、子どもの得意な問題ばかりやることなく、バランスよく毎日の学習に取り組めました。

スマイルゼミ年中講座の注意点

スマイルゼミ年中講座の注意点も紹介します。

年中講座の注意点
  • 紙と鉛筆で書く経験も必要
  • タブレットの取扱いに注意が必要

それぞれ解説します。

紙と鉛筆で書く経験も必要

スマイルゼミ年中講座では、ひらがなやカタカナの学習も行いますが、すべてタブレット上で行われます。

そのため、紙と鉛筆で書く経験が必要だと感じました。

小学校に入った後に慌てないためにも

  • 紙に書いた時の感触
  • 鉛筆の芯が減っている感覚
  • 消しゴムで消す経験

といった経験をするため、わが家では市販のドリルも併用しました。

タブレットの取扱いに注意が必要

タブレットは精密機器であるため、取扱いに注意が必要だと感じました。

具体的には以下の点に注意が必要です

タブレットの取扱いの注意点
  • 落としたり、ぶつけたりしないようにする
  • 水濡れに注意する

わが家ではタブレットを壊さないように、机の上で使用するというルールにしました。

スマイルゼミ年中講座の料金は?

スマイルゼミ年中講座を受講する上で、必ずかかる費用は「毎月の会費」と「初回タブレット代」の2つです。

毎月の会費

スマイルゼミ年中講座の毎月の会費は3,960円(税込)です。

また、1年分をまとめて支払うことで、1月あたり3,278円(税込)になります。

くろねこ

12カ月分をまとめて支払うと、1年で8,184円安くなるよ。

初回タブレット代

スマイルゼミでは、学習に必要な専用タブレット代10,978円(税込)が必要です。

タブレットの通常価格は43,780円(税込)。これが1年間継続することを前提に10,978円になるシステムになっています。

その他にも

  • オプション講座:英語プレミアム
  • タブレット故障時に安く修理交換できる「タブレットあんしんサポート」
  • 1年未満の退会時に必要になるタブレット代

など、ご家庭によって必要になる料金もあります。

詳しく知りたい方は、スマイルゼミ幼児コースで必要な料金について解説した記事がありますので、合わせてお読みください。

スマイルゼミ年中講座の年間カリキュラム

スマイルゼミ年中講座の年間カリキュラムを確認しておきましょう。

年間カリキュラムのポイント
  • すべてのひらがなのなぞり書き
  • 身の回りにある「ふしぎ」に目を向ける
  • ネイティブの英語に触れて、英語の音に慣れ親しむ

各テーマ別のカリキュラムは下記の通り。

スクロールできます
学ぶテーマ4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
ひらがな運筆、筆圧、ひらがなの読み、なぞり書き、お手紙を書く
ことばひらがなの語彙を増やす、ひらがなの文を読む、動き・音・様子を表すことば、お話を聞いて答える
かず数の順番(1~10)
同じ数(1~5)
多少比較(1~5)
数を数える(1~10)
長さ比べ
同じ数(1~10)
多少比較(1~10)
数の順番(1~10)
量を比べる
何番目
数量の比較
数の合成(3~5)
数の大きさ比べ
数の分解(3~5)
長さ比べ
数の順番(1~12)
何番目
数の分解(3~6)
助数詞
数の合成と分解(3~6)
1円玉で買い物
数の順番(1~10)
多少比較(1~10)
数の合成(3~6)
助数詞
足りない数(1~5)
背比べ
年中内容の復讐
広さ比べ
かたち形の記憶形の仲間分け半分に折った形形パズル
点つなぎ(図形描画)
〇□△の写真を撮る上から見た形
積み木の順番
転がしたらどんな絵
足りない形
形パズル折り紙の折り目重なった図形
積み木を動かす
いろいろな角度からの見え方形パズル
鏡に映した図形
とけい時計の動き時計の文字盤の数字正時の読み方、合わせ方生活時間と時計の読み方(正時)時計のまとめ
えいご英語の絵本、英単語を聞く・話す、リトミック、単語ゲーム
ちえ何の影
間違い探し
迷路
重なった順番
おはなしの順番
高さ比べ
記憶
何の音
ボール転がし
私は誰(推理)
条件整理(一番は誰)、記憶迷路
おうちはどこ(推理)
並び順(規則性)
いらない形
道つなぎパズル
条件整理(シーソー)
迷路
野菜の切り口
同じ動きの人
回転規則性
回転推理
量比べ
せいかつ公園
交通安全
こどもの日
春の食べ物
雨の日のマナー
歯磨き
七夕
あいさつ
動物園の仕事
夏祭り
お月見
走り方
お米からできる食べ物
ハロウィン
七五三
お風呂
物を作る仕事
クリスマスと年末
お正月
食事のマナー
豆まき
うがいと手洗い
ひな祭り
年長への心構え
しぜん春の花
テントウムシ
チョウ
イチゴ
ジャガイモ堀り
カエル
夏の花
セミ
夏の草花遊び
海辺の生き物
赤とんぼ
秋の花と木の実
秋の果物
水族館
冬眠する動物
恐竜
冬の花
冬の自然現象
木の冬芽
風邪
昆虫の冬越し
年中講座の年間カリキュラム

まとめ

スマイルゼミ幼児コースの「年中講座」について、内容と難易度について紹介しました。

スマイルゼミ年中講座の問題を正答するには

  • 1cmほどの幅をはみ出さずに線を引く運筆力
  • ひらがなの清音が読める
  • 10個のものを数えられる

といった力が必要です。

一方、「ひらがなを書く練習」は、受講後からお子さんのペースで進めるカリキュラムになっています。

そのため、これから「ひらがなを書く練習」を始めるお子さんにちょうどいい難易度と言えるでしょう。

この記事が、スマイルゼミの難易度を知りたいとお考えのご両親の役に立てばうれしいです。

くろねこ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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