幼児期の家庭学習は、将来の学びの土台をつくる大切な時期。
そんな中で、「考える力を育てる」として人気なのが、通信教育の『Z会幼児コース』です。
保護者による満足度調査(イード・アワード)でも高く評価されていて、わが家でも3年間、年少〜年長まで受講しました。
この記事では、Z会幼児コースの特徴から各学年の違い、教材の内容や料金、実際に使って感じたメリット・注意点まで、リアルな体験をもとに詳しく紹介します。
はじめてZ会を知る方にも、全体のイメージがつかめる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
みけねこ
- ブログ運営者「くろねこ」の同僚で言語聴覚士として働く母親
- 幼児教育は「家庭での丁寧な関わりが大切」と考える『紙教材派』
- 子どもに合った幼児教材選びを実践中
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Z会幼児コースってどんな教材?特徴・内容を紹介

Z会幼児コースは、年少・年中・年長の3コースがある幼児向けの通信教育教材。
一方的に知識を教え込むのではなく、「自分で考える力」を育てることを重視しているのが特徴です。
教材の構成や特長がひと目でわかるように、Z会幼児コースの概要を整理してみました。
項目 | 内容 |
---|---|
教材名 | Z会幼児コース |
対象年齢 | 年少(3〜4歳)・年中(4〜5歳)・年長(5〜6歳) |
主な教材 | 紙ワーク教材「かんがえるちからワーク」、体験教材「ぺあぜっと」 |
添削課題 | あり(担任制でコメント返送あり) |
特徴 | 「やってみる→考える→言葉にする」体験と対話を重視した構成 |
強み | 思考力を育てる問題設計/親子の会話を引き出す教材/シンプルで丁寧な作り |
さらに『Z会幼児コース』がどんな教材か、もう少し詳しく確認してみましょう。
2つのメイン教材:ワーク教材・体験教材

Z会幼児コースでは、2種類の教材を軸に家庭学習を進めていきます。
それが、ワーク教材の『かんがえるちからワーク』と、体験型教材の『ぺあぜっと』です。
どちらも「自分で考える力」を育てるという共通の方針で設計されており、紙教材ながら子どもが主体的に学びやすい工夫が詰まっています。
ワーク教材『かんがえるちからワーク』

『かんがえるちからワーク』は、Z会の中核となるワーク教材です。
ひらがな、ことば、かず、図形、論理的思考など、年齢に応じた幅広い課題が出題されます。
単に正解を求めるのではなく、「なぜそうなるのか?」を考えさせる設問が多く、子どもの思考力や表現力を自然に引き出します。
体験教材『ぺあぜっと』

『ぺあぜっと』は、料理・工作・観察などの家庭でできる体験を通して、学びの芽を育てる教材です。
毎月テーマが異なり、親子で一緒に取り組むスタイルなので、会話や気づきを大切にしながら学べます。
「ぺあぜっと」は、子どもの「やってみたい!」という気持ちを引き出しやすく、自然な会話や発見につながる工夫がされています。

この「体験型教材」がZ会幼児コースの一番の特徴です!
音や映像で楽しむ『デジタル教材』もある
Z会幼児コースは紙教材が中心ですが、年中・年長コースではデジタル教材も取り入れられています。
英語の発音をネイティブ音声で聞いたり、時計の針を動かして時間の感覚をつかんだりと、デジタルならではの体験を通して学べるのが特長です。
アニメーションや音声を活かしたコンテンツは、遊び感覚で楽しめるうえ、理解の助けにもなります。
スマートフォンやタブレットで手軽に使えるため、スキマ時間の学習にもぴったりです。




『提出課題』でやる気アップ
Z会幼児コースでは、毎月1回、教材に取り組んだ成果を提出する「提出課題」があります。


この課題には「担任制」がとられており、毎回同じ先生からコメントが届くのが特長。
子どもに合わせたあたたかい言葉が添えられており、それが「またやってみよう」という意欲につながります。
一人ひとりの取り組みを丁寧に認めてくれるこの仕組みが、子どものやる気や自信を育ててくれます。
また、提出することで「努力賞ポイント」もらえ、子どものやる気アップにもつながっています。
努力賞ポイントとは
提出課題の提出ごとにポイントがたまり、図書カードなどと交換できるZ会独自の制度です。
料金と評判は?Z会幼児コースの費用と保護者の声


月額料金は?受講料一覧(2025年度版)
Z会幼児コースの料金は、受講する学年によって異なります。年少コースは少しお得な価格設定になっており、年中・年長コースは同じ料金です。
支払い方法は「毎月払い」「6ヶ月払い」「12ヶ月払い」の3種類から選ぶことができ、『12ヶ月一括払い』を選ぶと15%の割引になります。
長く続ける場合は、年払いがおすすめです。
以下に、2025年度の各コースの月額換算料金をまとめました(すべて税込)。
コース | 毎月払い | 6ヶ月一括払い | 12ヶ月一括払い |
---|---|---|---|
年少 | 3,500円 | 3,325円 | 2,975円 |
年中 | 3,980円 | 3,781円 | 3,383円 |
年長 | 3,980円 | 3,781円 | 3,383円 |
この料金には、ワーク教材・体験教材・デジタル教材(年中・年長)・提出課題など、Z会幼児コースのすべての教材とサービスが含まれています。



追加費用や入会金なども一切かからないシンプルな料金体系です。
保護者の満足度も高い教材
Z会幼児コースは、保護者からの満足度が非常に高い通信教育です。
その証拠に、顧客満足度調査「イード・アワード」において、過去10年間で最優秀賞を5回受賞しています(幼児向け通信教育部門では最多)。
この賞は、実際に3カ月以上通信教育を利用した保護者の声をもとに評価されるため、信頼性の高い調査といえます。
Z会の教材は、丁寧な作りや思考力を育てる方針が評価され、「しっかり学ばせたい」と考える家庭から高い支持を集めています。


年齢別で何が違う?成長に合わせた3つのコース


Z会幼児コースは、年少・年中・年長の3コース展開。
各学年の発達段階に合わせて、ワーク教材と体験教材を中心に内容が少しずつステップアップしていきます。
ここでは、それぞれのコースの違いを紹介します。
年少コース(3〜4歳向け)
年少コースでは、親子のやりとりを通して「ことば」や「生活習慣」を育てることが中心です。
体験教材では、身支度やお手伝い、食材にふれる調理体験、紙を切ったり貼ったりする工作など、日常生活をテーマにした活動が豊富に盛り込まれています。
楽しみながら「自分でやってみる」経験を積むことで、自信や意欲が育ちます。


ワーク教材では、運筆や簡単な形・ことばに親しむ導入レベルの内容で、「やってみたい」という気持ちを引き出すよう工夫されています。


また、年少コースだけの特長として、持ち運びやすいサイズのミニ絵本が付属。お出かけ先などでも楽しく「ことば」にふれることができます。


年少コースではこれらの内容を、年間を通じてバランスよく体験できるように、月ごとにテーマが工夫されています。




年中コース(4〜5歳向け)
年中コースになると、教材内容が一段階ステップアップします。
体験教材では、道具を使ったり、観察して理由を考えたりするような活動が増え、体験を通した気づきが深まりやすくなります。


ワーク教材では、ひらがなを書いたり、図形や数の概念に触れたりと、学びの基礎が広がっていきます。


さらにこの学年からは、英語に親しむためのデジタル教材も加わります。紙だけでなく多角的に学べるようになるのが特長です。


こうした体験・ワーク・デジタル教材を通して、年中コースでは1年間を通じて「学ぶ楽しさ」と「自分で考える力」を少しずつ育んでいきます。




年長コース(5〜6歳向け)
年長コースでは、小学校を意識した内容がぐっと増えてきます。
ひらがなの書き取りや文章での表現、数の理解など、就学前に身につけたい力をバランスよく学べる構成です。


体験教材でも、記録や観察、考察といった活動が登場し、自分の考えを伝える力が育ちます。
また、教材の指示を自分で読み取って進める場面も増え、「自分で考えて取り組む」姿勢が自然と身についていきます。


学習の手応えを感じながら、小学校生活へのスムーズな移行を意識した準備が進められるのが年長コースの特長です。
こうしたワーク・体験の積み重ねを通じて、1年間をかけて小学校への“学びの土台”をしっかり築いていきます。




このように、Z会幼児コースは1年ごとに少しずつステップアップできるように設計されており、無理なく“考える力”が育つ流れがしっかりと組まれています。



発達心理学に基づいた内容になっていると感じました。
Z会幼児コースの『よいところ』


Z会幼児コースは、紙のワークと体験教材を組み合わせた独自のスタイルで、子どもの「考える力」をじっくり育てていく教材です。
ここでは、3年間実際に使って感じたZ会の魅力的なポイントを、特に印象に残った3つに絞って紹介します。
- 体験教材が親子の時間を作る
- 担任制の添削課題が励みになる
- 自分で考える力が育つ
体験教材が親子の時間を作る
Z会幼児コースの大きな特長は、他の通信教材にはあまり見られない「体験教材」の存在です。


毎月届く体験教材『ぺあぜっと』では、料理や工作、身近な自然にふれる活動など、親子で一緒に取り組むことが前提とされています。
この体験を通じて、親子の会話が自然に生まれ、「どうしてこうなるの?」「やってみたい!」といった子どもの気づきや意欲を引き出すことができます。
動画や写真を見るだけでは得られない、“実際にやってみる”体験だからこそ、学びの深さが違うと感じました。
担任制の添削課題が励みになる
Z会幼児コースでは、毎月の提出課題に対して、担任の先生からコメントが届きます。


「よく考えたね」「○○ができたね」といった具体的な言葉で認めてもらえることで、子どもの自信や意欲がぐんと高まりました。
家庭学習であっても、親以外の大人に取り組みを見てもらえる経験は、子どもにとって特別なもの。
自分の頑張りをちゃんと受け止めてもらえる安心感が、次への意欲につながっていると感じました。
自分で考える力が育つ
Z会幼児コースの教材は、「答えを教える」のではなく、「どうして?」「なんでかな?」と問いかける設計になっています。
体験教材では、予想したり観察したりする場面が多く、ワーク教材でも、すぐに正解を求めるのではなく、自分の考えを整理しながら取り組む問題が出てきます。


こうした積み重ねにより、「わからないけれど考えてみよう」「自分でやってみよう」とする姿勢が自然と育ちました。
受け身ではなく、主体的に学ぶ姿勢を養えるのが、Z会の大きな魅力のひとつです。
Z会幼児コースの『注意したい点』


Z会幼児コースは全体として質の高い教材ですが、すべての子どもや家庭に合うとは限りません。
ここでは、実際に受講してみて「これは事前に知っておいた方がよい」と感じた注意点を紹介します。導入前の判断材料として参考にしてみてください。
- 親のサポートが多く必要
- キャラクター要素や派手な演出はない
- 教材の難易度が少し高い
親のサポートが多く必要
Z会は、体験教材や添削課題などに保護者のサポートが必要な場面が多くあります。
わが家では楽しみながら取り組みましたが、家庭の状況によっては負担に感じる場面もあると思います。
具体的には以下の場面でサポートが必要でした。
- 体験教材での活動や準備
- ワーク教材で子どもがわからない時の声かけや補助
- 提出課題をアプリで送信する時の手続き
自動で丸つけまでしてくれるタブレット教材とは異なり、Z会は親の関わりが欠かせません。
キャラクター要素や派手な演出はない
Z会には、しまじろうのようなキャラクター教材や、夢中になるエデュトイ、タブレット学習のような派手な演出はありません。


教材はシンプルで落ち着いたつくりで、親子の対話を大切にした構成です。
そのため、キャラクターに惹かれて取り組むタイプの子や、にぎやかな仕掛けが好きな子には、物足りなく感じる可能性もあります。



子どもによって「合う合わない」があると感じました。
教材の難易度が少し高い
Z会のワーク教材は、「考える力」を育てることを重視しているため、観察したり、理由を考えたりするような思考系の問題が多く含まれています。


そのぶん、初めて取り組むと「ちょっと難しいかも」と感じる場面があるかもしれません。
ただし、ひらがな・カタカナ・時計などの基本的な課題は、他の教材と大きく変わらないレベルです。
全体としては、無理なく取り組めるように工夫されており、最終的な到達レベルにも大きな差はないと感じました。
Z会幼児コースはこんな家庭におすすめ


Z会幼児コースは、他の通信教材と比べて特徴的な点が多く、向き・不向きがはっきり分かれる教材だと感じました。
実際に3年間使ってみて、「こういう家庭や子どもには特に合っている」と思ったポイントを3つ紹介します。
子どもをたくさん褒めたい家庭
Z会幼児コースは子ども一緒に取り組む内容が多く、子どもが「上手にできた」という場面を多く目にすることになります。
わが家でも「上手にできたね」「がんばったね」と声をかける機会が自然と増えました。
子どもも褒められるのがうれしいようで、次もがんばろうという意欲にもつながっていました。
Z会幼児コースは子どもをたくさん褒めたいご家庭に向いていると思います。
紙に書く学びを大切にしたい家庭
Z会幼児コースは紙教材が中心の通信教材です。
タブレット教材とは違い、ワーク教材は実際に紙に鉛筆で書いて進めていくスタイルです。


鉛筆の芯が少しずつ減っていく感覚が、筆圧のコントロールや書く力の育成につながっていると感じました。
小学校での学びに向けて、「鉛筆を使って紙に書く経験」を大切にしたいご家庭はZ会幼児コースが向いています。
子どもの成長を感じたい家庭
Z会幼児コースは、親が関わる場面が多いため、日々の取り組みの中で「何が得意で、何が苦手か」がよくみえてきます。
Z会を継続することで、「前はできなかったのに、今はできるようになった」と、成長を実感できる瞬間も多くありました。
子どもの小さな成長にも気づけるZ会幼児コースは、子どもの成長を感じたいご家庭にも向いていると思います。
Z会幼児コースをお得に始めるには?


「Z会って良さそうだけど、いきなり申し込んで合わなかったら不安…」という方もいるかもしれません。
そんな方は、まずは【無料の資料請求】から始めるのがおすすめです。
まずは資料請求をしてみよう
Z会では、公式サイトから資料請求をすると、コース案内と一緒におためし教材が届きます。


実際の内容の一部を試せるので、子どもの反応を見るのにぴったりです。
しつこい勧誘などもないので、気軽に取り寄せてOKです。
\ おためし教材がもらえる /
キャンペーンを活用するとお得
時期によっては、資料請求や入会でプレゼントがもらえるキャンペーンを実施していることもあります。
入会を検討している場合は、公式サイトで最新のキャンペーン情報をチェックしておくと安心です。
1カ月だけお試し入会することもできる
Z会幼児コースは、1カ月だけの入会も可能です。
他の幼児教材では、2カ月以上の継続が必要なケースも多いため、「まずは1カ月だけ試してみたい」という方には始めやすい仕組みです。
お試し教材だけではなく、実際の教材をすべて体験してみたい場合は、この「1カ月入会」を活用してみてもよいでしょう。
ただし、その場合は申し込み締切日と退会手続きの期限に注意が必要です。
たとえば…
2025年10月号のみを受講したい場合は、
- 2025年9月13日までに申し込み
- 2025年9月30日頃に教材が到着
- 2025年10月13日までに退会手続き
となります。退会手続きはWebから簡単に行えます。
以下に、2025年度の各月の締切日と教材お届け予定日をまとめました。
2025年度の申し込み締切・教材お届け予定日を見る
受講開始年月 | 手続き締切日 | 教材お届け予定日 |
---|---|---|
2025年4月号 | 2025年3月8日 | 2025年3月31日 |
2025年5月号 | 2025年4月12日 | 2025年4月30日 |
2025年6月号 | 2025年5月12日 | 2025年5月31日 |
2025年7月号 | 2025年6月12日 | 2025年6月30日 |
2025年8月号 | 2025年7月12日 | 2025年7月31日 |
2025年9月号 | 2025年8月12日 | 2025年8月31日 |
2025年10月号 | 2025年9月13日 | 2025年9月30日 |
2025年11月号 | 2025年10月13日 | 2025年10月31日 |
2025年12月号 | 2025年11月12日 | 2025年11月30日 |
2026年1月号 | 2025年12月13日 | 2025年12月31日 |
2026年2月号 | 2026年1月12日 | 2026年1月31日 |
2026年3月号 | 2026年2月12日 | 2026年2月28日 |
まとめ:Z会幼児コースで、家庭の中に“学びの習慣”を


Z会幼児コースは、「自分で考える力」を育てたいご家庭にぴったりの教材です。
ワークと体験教材のバランスがよく、知識だけでなく思考力や表現力まで、幅広い力を育ててくれます。
特に、親子で一緒に取り組む体験教材は、子どもにとっても保護者にとっても学びの時間を楽しく、意味あるものにしてくれました。
一方で、タブレット教材のように自動で進むスタイルとは異なり、保護者のサポートが必要な場面は多めです。
とはいえ、その関わりこそが「学びの習慣」や「考える楽しさ」を家庭に根づかせる土台になったと実感しています。
- 「子どもに、就学前にどんな力を育ててあげたいか」
- 「どんな学び方が、わが家に合っているか」
を考えるきっかけとして、Z会幼児コースはとてもよい選択肢になると思います。
まずは1カ月だけ試してみるのもおすすめです。家庭に合うかどうか、実際に体験してみてください。



最後までお読みいただきありがとうございました。
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