こどもちゃれんじについて「結局やらなくならないかな」「うちの子に合っているのかな?」と、お悩みではないでしょうか。
受講費も長く続けると安くはないため、入会前にしっかりと情報収集しておきたいですよね。
そこで、今回は「こどもちゃれんじを始める前に知っておくべきこと」を、子ども分野の言語聴覚士が解説します!
こどもちゃれんじを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
くろねこ
- 国家資格:言語聴覚士(ST)免許保有
- 総合病院で働く小児ST
- お子さんの発達を支援する仕事をしている
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こどもちゃれんじってどんな教材?
こどもちゃれんじは、株式会社ベネッセコーポレーションが提供する幼児向け通信教材。
会員数が国内外で149万人の、もっとも利用者の多い通信教材です(2023年4月現在)。
こどもちゃれんじの基本情報
会社 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
対象年齢 | 0才~年長 |
月あたりの料金 ※1年分を1回で払う場合 | 1~2才:2,460円 2~3才:2,460円 年少:2,460円 年中:2,730円 年長:2,730円 タブレットコース(年中・年長):3,230円 |
学習スタイル | ワーク教材orタブレット、エデュトイ、アプリなど |
親のサポート | 少し必要 |
公式サイト | 詳細を見る |
こどもちゃれんじで使用する教材
こどもちゃれんじでは主に以下の教材を使って学びます。
- エデュトイ
- ワーク教材
- アプリ
エデュトイ
こどもちゃれんじの魅力の1つエデュトイ。
子どもは学習している気持ちは一切なく、ただ遊ぶだけで学びになるようにデザインされています。
それぞれのエデュトイにはテーマが設定されていて、年齢に合った学びが自然にできるようになっています。
こどもちゃれんじといえばエデュトイだね。
ワーク教材
ワーク教材は、シール貼り、めいろ、探し絵などの冊子の教材です。
絵本のような「お話し」も含まれています。
年中、年長と学年が上がるにしたがって「ひらがな練習」の割合が増えていくようになっていますよ。
アプリ
「しまじろうクラブアプリ」というスマホで使えるアプリでの学びもあります。
しまじろうの動画なども、アプリで視聴することができます。
タブレット学習のコースもある
こどもちゃれんじでは、年中・年長さん向けに専用タブレットを使ったコースが用意されています。
専用タブレットなので、インターネット検索したり、YouTubeを見たりはできないため安心です。
「こどもちゃれんじ」のよいところ
こどもちゃれんじが、他の通信教材と比べて「優れているところ」を3つ紹介します。
- 遊ぶように学べる
- 2つの「幼児教育の考え」を取り入れている
- 子どもの発達が「すごく」考慮されている
1つずつ解説します。
遊ぶように学べる
こどもちゃれんじの最大の特徴は「遊ぶように学べる」ということです。
こどもちゃれんじのエデュトイは、子どもが好き勝手に遊ぶだけで「学び」があるようにデザインされています。
また、ワーク教材も「しまじろう」が宝探しをしたり、探偵になって問題を解いたり、遊び要素のある学びができるようになっています。
「遊ぶように学べる」のがこどもちゃれんじの最大の特徴!
2つの「幼児教材の考え」を取り入れている
幼児教育では2つの考えがありますが、その2つの考えをバランスよく取り入れています。
2つの幼児教育の考え
- 生活基盤型
- 子どもの興味・関心を重視し、「遊び」を通じて理解を深めたり、学びを広げたりするスタンス。
日本の幼稚園・保育園で採用されている。 - 就学準備型
- 読み・書き・計算など、小学校入学に向けて基礎学習を重視するスタンス。
アメリカ、イギリスなどの保育園で採用されている。
こどもちゃれんじの教材はエデュトイが遊び中心の「生活基盤型」、ワーク教材が学び中心の「就学準備型」といえます。
遊びを通じて学ぶ「生活基盤型」の内容を盛り込めるのは、エデュトイがある「こどもちゃれんじ」独自の強みと言えます。
子ども発達が「すごく」考慮されている
こどもちゃれんじの特徴として、教材の細かいところまで「子どもの発達」が考慮されていることが挙げられます。
いくつかの例を挙げます。
2才の記憶力を配慮して、文章が3文節文で構成されています。
また、「コーロコロ」と頭に残りやすいオノマトペが使用されています。
エデュトイが3才の手指の巧緻性に配慮された太さになっています。
科学的好奇心が高まる5才の時期に、「内臓」の構造を知ることができる仕掛け絵本が届きます。
仕掛けの程度がすごい!
幼児期は「教科書」「学習指導要領」がないため、発達に沿った教材であることが重要です。
当ブログでは、幼児教材で一番大切なのは「発達に沿っていること」だと考えているよ。
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始める前に知っておきたい注意点
こどもちゃれんじの「よいところ」を紹介しましたが、次は「注意点」です。
「よいところ」よりも「注意点」の方が入会前に確認しておきたい!
こどもちゃれんじの注意点は、次の3つです。
- 発達にピンポイントで合っていないことがある
- 親の関りが必要
- 効果を期待しすぎてはいけない
それぞれの注意点について、みていきましょう。
発達にピンポイントで合っていないことがある
こどもちゃれんじのコースは学年で区切られているため、4月生まれの子も3月生まれの子も同じ教材を使います。
最大で1年近い差がある上に、そもそも幼児期の発達は個人差が大きいもの。
当然、難し過ぎたり簡単過ぎたりすることがあります。
教材が「難しい場合」と「簡単な場合」について説明するよ。
難しい場合はやめた方がよい
幼児教材の目的として、「学びが好きになること」「成功体験を積ませること」があります。
教材に取り組むために多くの努力が必要な場合は、子どもにとって負担になり、学びに対して否定的な気持ちをもってしまいます。
そのため、教材が難しい場合はやめた方がよいでしょう。
簡単な場合は継続してもよい
一方、子どもにとって簡単な教材に取り組むことには以下のような意味があります。
- 正解することがモチベーション向上になる
- 早く理解できるようになったり、深く考えられるようになったりする
目に見える効果は感じにくいけどね。
ただし、ご両親からみて「明らかに意味がない場合」はやめた方がよいでしょう。
親の関わりが必要
SNSで「こどもちゃれんじの口コミ」を調べると、『興味をなくしてやらなくなった。』という報告が多くみられます。
エデュトイは面白いので子どもが遊びたがりますが、ワーク教材はお勉強要素があるため好んで取り組む子は多くありません。
そのため、特にワーク教材では子どものモチベーションを高める刺激(正の強化子)が必要です。
モチベーションを高める親の関わりとは?
「褒める」「一緒に取り組む」などありますが、大切なのは「子どもの取り組みに興味・関心を示すこと」だと当ブログでは考えています。
こどもちゃれんじは「自分から取り組む姿勢を育む」を謳(うた)っていますが、渡しっぱなしにするのではなく、ご両親が関わってあげましょう。
効果を期待しすぎてはいけない
こどもちゃれんじに限らず、通信教材に目を見張るような絶大な効果はありません。
むしろ、子どもは普段の生活の中で「学ぶ」ことの方が多いです。
通信教材は、普段の生活の中にあって、ちょうど「ビタミン」のように「子どもの成長をサポートするもの」というように考えた方がよいでしょう。
しかし、「ひらがなの読み書き・数概念」に関しては通信教材の効果は大きいです。
こどもちゃれんじコース別レビュー
こどもちゃれんじ「ぷち」:1~2才
1~2才コースの「ぷち」ではエデュトイと絵本が教材のメインです。
ドリルのようなワーク教材はまだありません。
ワーク教材はまだいらない年齢だからね。
2才前後は「ことば」を増やすために、絵本が大きな役割を果たす時期です。
また、指先の巧緻性を高めるために、摘まんで使うようなエデュトイが用意されています。
くろねこの感想
教材はこの時期の発達にあったものですが、絵本はこれだけでは足りないので別で購入したり、図書館で借りたりする必要があるでしょう。
エデュトイも、木製の積み木などが欲しいですね。
こどもちゃれんじ「ぽけっと」:2~3才
この頃の子どもは、驚くほど大人の行動を観察しています。
そして、それを再現する「ごっこ遊び」が大好きです。
2~3才コース「ぽけっと」ではごっこ遊びできるエデュトイが豊富に揃っています。
また、このコースのメインエデュトイ「おしゃべりしまじろう」は高機能で子どもの好奇心を刺激してくれます。
エデュトイがよい!
くろねこの感想
エデュトイは子どもウケがよく、下の子にも使える耐久性があります。
トイレトレーニングに関する教材が多くあり、トイトレが終わっている子には一部不要な教材が届くということになります。
こどもちゃれんじ「ほっぷ」:年少
年少コース「ほっぷ」では、お勉強的な要素が増えてきます。
年間を通して「ひらがなの読み」練習がラインナップされています。
また、当ブログ一押しのエデュトイ「ひらがな・かずパソコン」、「かずのドーナツやさん」の2つが「ほっぷ」の教材に含まれていますよ。
くろねこの感想
「ひらがなの読み」は年少さんではまだ難しいお子さんも多いと思います。
世の中のニーズに合わせて、早めに始めるカリキュラムに調整している印象です。
こどもちゃれんじ「すてっぷ」:年中
「ひらがなの書き練習」の教材が多くなっています。
「ひらがなを書く」のは年中さんでは難しいお子さんが多いでしょう。
発達に合わせて「運筆」や「なぞり書き」中心の内容となっています。
くろねこの感想
音韻意識や視覚認知機能といった、「読み書きのベースとなる力」も身につけることができる内容になっているのはさすが!
こどもちゃれんじ「じゃんぷ」:年長
年長コース「じゃんぷ」では、就学を意識した内容になっています。
「ひらがな・カタカナ」「時間」といった、入学までに身につけたい内容が盛り込まれたカリキュラムです。
くろねこの感想
「読み書き」といった目に見える変化があるので、こどもちゃれんじの効果を一番実感しやすい時期だと思います。
お勉強の要素が強くなるので、ご両親が子どもの取り組みに関心をもってあげたいですね。
モチベーションを高める関わりが大切!
ちゃれんじタッチ:年中&年長
こどもちゃれんじでは専用タブレットを使った「ちゃれんじタッチ」と呼ばれるコースが用意されています。
- 年中:すてっぷタッチ
- 年長:じゃんぷタッチ
タブレット学習は、紙教材に比べて以下のメリットがあります。
- 動く映像で子どもが理解しやすい
- 自動で丸つけ・ヒントが出る
- 外出先でも使いやすい
タブレット学習はおすすめ
タブレット学習は、メリット・デメリットがありますが、当ブログではタブレット学習をおすすめしています。
なぜなら、子どもウケが圧倒的によいからです。
どのような通信教材も「継続できること」が大切。
子どもウケがよい専用タブレットは、子どものモチベーションを上げ、「継続」に貢献してくれます。
くろねこの感想
耳から入ってくる情報よりも、目から入ってくる情報の方が処理しやすい「視覚優位のお子さん」は、タブレット学習の方が理解しやすいです。
お子さんの「得意なこと」で紙教材か、タブレット教材かを決めてもよいでしょう。
こどもちゃれんじをお得に利用する方法は?
こどもちゃれんじにお得に申し込む方法は以下の2つがあります。
- こどもちゃれんじ紹介制度
- 12カ月分の受講費を一括で払う
それぞれ解説します。
こどもちゃれんじ紹介制度
こどもちゃれんじ制度は、すでに入会している友達や兄弟姉妹の紹介で入会すると、プレゼントがもらえる制度です。
紹介した方、入会した方ともにプレゼントがもらえるので入会前に入会している人を探してみましょう。
こどもちゃれんじだけでなく、ベネッセの運営している「進研ゼミの小学講座、中学講座、高校講座」も対象に含まれますよ。
プレゼントの内容は入れ替えがあるので、公式サイトで確認してね。
12カ月分の受講費を一括で払う
こどもちゃれんじでは、受講費を12カ月分一括で支払うことで割引になる制度があります。
どれくらい割引になるかは以下の通りです。
コース | 毎月払い | 12カ月分一括払い |
---|---|---|
0・1才コース(baby) | 2,310円/月 | 入会時の月齢によって異なる |
1・2才コース(ぷち) | 2,990円/月 | 2,460円/月 |
2・3才コース(ぽけっと) | 2,990円/月 | 2,460円/月 |
年少コース(ほっぷ) | 2,990円/月 | 2,460円/月 |
年中コース(すてっぷ) | 3,290円/月 | 2,730円/月 |
年長コース(じゃんぷ) | 3,290円/月 | 2,730円/月 |
年中タブレットコース (すてっぷタッチ) | 3,990円/月 | 3,230円/月 |
年長タブレットコース (じゃんぷタッチ) | 3,990円/月 | 3,230円/月 |
12カ月分一括払いは、途中退会しても月額換算して差額が返金されるのでおすすめです。
1年分まとめて払った方がお得だね!
こどもちゃれんじに関する疑問
まとめ:届くのが楽しみになる通信教材ならこどもちゃれんじ!
こどもちゃれんじの「よいところ」と「注意点」について紹介しました。
おさらいすると次の通りです。
- 遊ぶように学べる
- 2つの「幼児教育の考え」を取り入れている
- 発達が「すごく」考慮されている
- 発達にピンポイントで合っていないことがある
- 親の関りが必要
- 効果を期待しすぎてはいけない
お子さんが、毎月届くのが楽しみになる通信教材をお探しに方は、「遊べるように学べる」こどもちゃれんじがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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