MENU
くろねこ
【言語聴覚士】
総合病院で働く子ども分野の言語聴覚士(小児ST)。
「ことばの発達」が専門ですが、身辺自立・運動発達の知識もあります。
「幼児ことばの教室」「通級指導教室」の先生を対象とした研修で講師もしています。

こどもちゃれんじはいつから始めるべき?目的別に解説

「こどもちゃれんじはいつから始めたらよい?」「早ければ早いほどいいの?」そんな悩みを抱えていませんか。

結論からいうと

いつ始めると1番効果があるかというのは、ケースバイケースでお子さんによって異なります。

なぜなら、

  • お子さんの発達
  • お子さんの興味・関心
  • 親のサポート体制
  • ご両親の考え・家庭の方針

によって変わるからです。

とはいえ、それでは困りますよね。

今回は「こどもちゃれんじを始める目的」に分けて、毎年100人以上の子どもに関わっている、私なりの考えを紹介します。

こどもちゃれんじを始める時期について、迷っている方は参考にしてください。

この記事を書いている人

くろねこ

  • 国会資格:言語聴覚士(ST)免許保有
  • 総合病院で働く小児ST
  • お子さんの発達を支援する仕事をしている

\ 公式HPはこちら! /

目次

「子どものために何かやっておいた方がいいかな」という場合

早期からのガツガツした教育は必要ないけど、やっぱり何かやっておいた方がいいかな

という場合は、「いつから」ということではなく、ご両親のタイミングで「早めに」始めるのがよいでしょう。

「早期から『ことば・文字・数』に触れながら、本人が楽しみながら学ぶ」という、子どもにとって好ましい環境を整えることができます。

くろねこ

こどもちゃれんじは、こういう使い方が1番合っているよ。

ひらがなの読み書きができるようにしたい場合

幼児期のお子さんをもつご両親の中には、「ひらがなの読み書き」を身につけることが気になる方が多いと思います。

  • ひらがなの読み
  • ひらがなの書き

に分けて始めるタイミングを説明します。

ひらがなは「読み」が先、「書き」が後に身につきます。

ひらがなの読めるようにしたい場合

ひらがなの読み書きを身につけたいとお考えの場合は、年少コース「ほっぷ」から始めるのがおすすめです。

なぜなら、こどもちゃれんじでは、年少コースから「ひらがなの読み練習」が本格的に始まるからです。

より早く「文字へ興味を持つこと」から始める場合は2~3才コースの「ぽけっと」から始めるのがよいでしょう。

くろねこ

1~2才コース「ぷち」から始める必要はないと思うよ。

年少コース「ほっぷ」のワーク教材
年少コース「ほっぷ」のエデュトイ

ひらがなを書けるようにしたい場合

ひらがなを書けるようにしたい場合は、年中コース「すてっぷ」から始めるのがおすすめ。

こどもちゃれんじでは、年中から「ひらがなの書き練習」が始まります。

年中コース「すてっぷ」のワーク教材
年中コース「すてっぷ」のエデュトイ

カリキュラムとしては、年中は「運筆」「なぞり書き」が中心で、年長から本格的にひらがなを書く練習が始まります。

年長では、拗音(ようおん)と呼ばれる小さい「ゃ、ゅ、ょ」や、小さい「っ」の練習もあり、後半ではカタカナを書く練習まで取り組みますよ。

また、書く練習は少なからず反復練習が必要になるので、繰り返しできるタブレット学習が向いています。

繰り返しできるタブレット学習

小学校入学に向けての力をつけたい場合

小学校入学までに身につけておきた力を以下の2つと考えた場合で説明します。

小学校入学までに身につけておきたい力
  • ひらがな・カタカナ・数字の読み書き
  • 1桁の足し算・引き算

この場合、年中コース「すてっぷ」から始めるとよいです。

理由を説明します。

この2つの力は以下の順番で身についていきます。

  • 数字・ひらがなの読み
  • 数字・ひらがなの書き
  • カタカナの読み
  • カタカナの書き
  • 1桁の足し算
  • 1桁の引き算

順番はお子さんによって前後することがあります。

この中で、普段の生活では身につきにくく、何かしらの「練習」が必要なのは「書くこと」です。

こどもちゃれんじのカリキュラムでは、「②数字・ひらがなの書き」が年中コースから始まります。

そのため、小学校入学に向けての力をつけたい場合は、年中コースから始めるとよいでしょう。

学習習慣を身につけさせたい場合

小学校入学までに机に向かって、課題をこなす「学習習慣」を身につけておきたいとお考えのご両親も多いと思います。

私は、机に向かう習慣は少なくとも「4歳半の発達」が必要だと考えています。

そのため、学習習慣を身につけることが目的の場合は、4歳半~5歳くらいを目安に始めるとよいでしょう。

くろねこ

学年ではなく、年齢で考える!

こどもちゃれんじのコースでいうと、年中コース(すてっぷ)~年長(じゃんぷ)の期間になります。

教材が足りない

学習習慣を目的に1週間で4~7日取り組む場合、こどもちゃれんじのワーク教材では足りません。

繰り返しできるタブレットコースにするか、公文などのドリルワークを買う必要があります。

こどもちゃれんじを始める上で大切なこと

この記事では、こどもちゃれんじを始めるタイミングについて、目的別にいくつかの例で紹介しました。

もちろん、この記事で紹介した時期よりも早く始めても、遅く始めても効果はあります。

あくまでも私が考える、「始めるタイミングの例」としてお考え下さい。

大切なこと

こどもちゃれんじは、英才教育のカリキュラムにはなっていません。

そのため、

  • 「子どもの学び」は生活と遊びが軸と考え、それを大切にする
  • こどもの負担にならない程度にこどもちゃれんじで楽しく「学ぶ」

というスタンスで使用する必要があります。

大切なのは

「苦手、嫌い」と感じてしまうようなことにならないよう気を付けること。

できることを増やすよりも、就学までに「勉強って楽しい」と感じてもらうことの方が大切です。

「学びが楽しい」と思えるように、こどもちゃれんじが使えれば100点だと個人的には思います。

くろねこ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

\ 公式HPはこちら! /

コメント

コメントする

目次